MZ世代にこそ知ってほしい新しい「働き方」と「生き方」とは?【#これからの履歴書/連載第3回】

現代に働く人の多くが感じているリスキリングの重要性。

そんななか、ビジネスパーソンに学びの機会を提供する「GLOBIS 学び放題」は、これからの社会や日本をリードする若手社会人が「自分に向き合い、学ぶことで自分らしいキャリアをつくっていく」ことを応援するプロジェクト「#これからの履歴書」をローンチ。

気になるその内容を、事業責任者の方の声とともにチェックしてみましょう。

未来を背負う若手社会人たちへ。
学びの迷子から脱出しよう

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「GLOBIS 学び放題」の事業責任者を務めるのは、「グロービス経営大学院」で教員も務めている鳥潟幸志氏。

国立大学を卒業後、有名IT企業で新規事業開発や人事、オペレーション構築などを担当。後に自身も「グロービス経営大学院」でMBAを取得した学び直しの実践者であり、学びのプロである鳥潟氏は、なぜ若手社会人向けの企画を立ち上げたのでしょうか。

終身雇用と年功序列賃金制が崩壊し、先行き不透明(VUCA)な世相にあって、若手ビジネスパーソンが今後のキャリアをどう切り拓くべきか悩んでいるという実感がありました。

こんな時代だからこそ、自分自身の意志をベースに経験や学びを積み重ねていくことが重要です。

自身の過去や今の気持ちに向き合い、それをヒントに未来や今後のキャリアを考え、「これから」を切り拓いていってほしい。そんな思いを込めて「#これからの履歴書」を立ち上げました。

「GLOBIS知見録」より

先日「#これからの履歴書」の第一弾として公開されたアンケート調査では、約7割が学び直しの必要性を実感しつつも6割以上の人が実践できていないことが明らかになりました。

その理由を鳥潟氏は「若手社会人の多くは自分のスキルに不安を抱えつつも、どうやって学んでいけばいいか迷っている」と分析しています。

選択肢が多い世の中だからこそ、逆にどれを選べばいいか迷ってしまっている状況です。

そんなときに大事なのは、自分自身のなかから生まれる声に耳を傾けることです。苦手意識を感じる人もいるかもしれませんが、「どんなときにワクワクするのか」や「この先何をやってみたいか」など自分にとって身近なところを手がかりに、大まかな方向性を定め、進んでみましょう。そのなかでさまざまな経験を得、また考え、自分なりの道を拓いていけばいいのです。

また、この過程のなかで必須になるのが「考える力」「挑戦する力」「学び続ける力」の3つです。これらは職種に関わらず未来を切り拓くのに役立ってくれるでしょう。

「GLOBIS知見録」より

紹介された3つの力は、いずれも重要そう。とはいえ、それらはもっとも明確な変化として現れづらい力でもあり、学びのモチベーションを維持するのが難しそうにも......。

しかし、鳥潟氏によると、そういった根幹的な力を養うのと同時に、今携わっている業務に関する実務的なことから、関連する知識やスキルと広げるとよいのだとか。

たとえばマーケティング部門であれば、分析ツールや動画編集の仕方を学んだり、営業など周辺の関連部門について理解を深めてみたり、ということが考えられます。

「GLOBIS知見録」より

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そして、社会人になってから時間やお金をかけて学ぶからには履歴書に書けるような資格取得を目指すなど、周囲にもわかりやすい結果を出さなくてはならないと考える人も少なくなさそうですが、学びによって得られるものはそれだけではないそうです。

学んだことは、普段の業務の細かなところにも活かすことができます。

たとえば、クリティカルシンキングを活かしてメールコミュニケーションをより円滑にしたり、上司への報告を工夫して、より伝わりやすくするなどです。

学んだことを活かすことで、仕事が速く進むようになって自由な時間が増えたり、周囲に貢献できるようになったり、と、さまざまなプラスの変化が起きるでしょう。

学びは苦しいものではなく、達成感や楽しさを得られるものだと思って付き合っていってみてください。

今後も「#これからの履歴書」や「GLOBIS 学び放題」での活動を通じて、多くの若いビジネスパーソンが一歩踏み出してチャレンジし、自分らしい未来へ歩んでいくお手伝いをしたいと思っています。

「GLOBIS知見録」より

 


 

3回にわたって連載した「#これからの履歴書」、いかがでしたか?

ミレニアルズやZ世代の読者&若手社会人のなかで「自分、最近、学べていないかも」と感じている人も、きっと少なくないはず。

仕事や将来の不安を打ち消す唯一の方法、それは「考え、挑戦し、学び続ける」ことなのかもしれません。

あなたの未来の履歴書には、きっとまだ、書き加えられる多くの項目があるはずです──。

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