将来への不安をなくす唯一の方法、それは......学び続けること【#これからの履歴書/連載第2回】
新型コロナの脅威や急速なテクノロジーの発展で不安定さが増している世界情勢──。
明日の予測が困難なVUCAの時代において、働く人の多くが感じているであろう将来への不安。
「GLOBIS 学び放題」がおこなったアンケート調査の結果から、今を生きる働く人の実態と具体的な対策を探ります。
若手社会人が感じる
「仕事」と「学び」の関係性
国内最大のビジネススクール「グロービス経営大学院」を擁する「グロービス」。
1992年の設立以来、ビジネススクールの運営や出版事業などを通じてビジネスナレッジの普及に努めてきた同社が、その知見を詰め込んで生み出した動画学習サービスが「GLOBIS 学び放題」です。
「GLOBIS 学び放題」は2022年秋、若手社会人応援企画「#これからの履歴書」をスタートさせました。
その第1回では、若手社会人と学びの関係性についてアンケート調査を実施。 MZ世代のキャリア形成に関する悩みがよく表れた調査結果を、早速チェックしてみましょう。
「社会人も学ぶ必要があると感じますか?」
ここでの「学び」とは、現在および将来の仕事、業務に関連するもの、ビジネスのスキルアップに関係するものなどを指しますが、若手社会人の69%が学びの必要性について認識しているという結果に。
とくに20代はその必要性を強く感じていることがうかがえます。
「『学び』を実践できていますか?
できていないならその理由は?」
しかし、アンケート結果では約7割の人が学びの必要性を感じつつも、そのうちの6割が実践できていないという結果に......。
では、MZ世代は必要性を知りながらも学ぶことを面倒臭がっているのかというと、必ずしもそうではないようで、その理由を問うと、定番の金銭的、時間的理由以外にも「自分に必要な学びがわからない」「何を学びたいか分からない」という項目も3割を超えており、いわゆる“学びの迷子”になっている状況がうかがえます。
「学びにはどんなメリットがありましたか?」
そして、社会人になってからも学びを実践している人のなかでは学びが自分にプラスに働いた経験がある人は37%、「仕事でできることが増えた」や「転職・出世のプラスになる」といったキャリアに関すること以外にも「時間を有効に活かせる」や「世の中の役に立てる」といったメリットを感じている人が多いことも判明。
リスキリングというと自分の仕事に関係するスキルアップと捉えがちですが、キャリアだけでなく人生全般にわたってその好影響を感じている人がいることをデータから読み解くことができます。
さて、これらのアンケート結果をみて、アナタはどう感じましたか?
「リスキリングが必要かも」「社会人になってからのスキルアップで悩んでいる」……もしそう感じているなら「これからの履歴書」を作るにあたって、あなたはこれからどんな姿勢で学び、働くべきか考えてみてはいかがでしょうか。