毎日の「無駄」をなくす、効率的な14の働き方
あなたの周りにもいるかもしれない、ズバ抜けて効率的に動ける人たち。その秘密はやはり「時間の有効活用」と強く関連しているようです。
そこで「TalentSmart」にて、Travis Bradberry博士が書いた記事を紹介しましょう。これは、7人の億万長者と13人のオリンピック選手を含む、200人以上にインタビューをした「効率的に動く方法」がまとめられたものです。
01.
1日を「24時間」ではなく
「1440分」で把握する
あなたは、1日が「1440分」であることを知っていましたか?「時は金なり」という言葉を強く信じ、「分ごと」に達成できるスケジュールを立ててこそ、効率的に動けるでしょう。そして、1日の終わりに充実感が得られるのです。
02.
マルチではなく
「一点集中型」で取り組む
集中を散漫させてしまうものは一旦切り離し、「最優先」にしたいタスクを朝の1〜2時間で取り組みましょう。とくに、目標に近づくために必要なツールの準備や、仕事でステップアップするために必要なスキルを磨く時間にあてるといいでしょう。
03.
「ToDoリスト」は
つくらない
「ToDoリスト」は一見便利に見えますが、リストに載った41%のものは、驚くことに終わらず仕舞いなる傾向にあるのだとか。
さらに「ツァイガルニク効果」によると、人間は達成できたことよりも未達成のことのほうが記憶に定着するそう。また、やってはいないことが多ければ多いほど、不眠症やストレスを引き起こす可能性があるのです。
終わらせたいタスクは、リスト化せずにやる時間を決め、スケジュールとして管理しておくことで、確実に終わらすことができます。
04.
「未来の自分」を過信せず
先手を打つ
「買えば食べるだろう」と思った野菜を、もう一ヶ月も冷蔵庫に入れっぱなし...。このように、未来の自分は案外頼りないものです。人生がうまくいっている人は、未来の失敗を防ぐため「今の自分に何ができるのか?」を考えます。
05.
夕飯までに帰宅して
自分の時間をつくる
「いつだって、まだできることはある。しなければならないことがある。我々の“可能な”範囲を越えて、できることは存在する」
ーIntel 元CEO Andy Grove氏
いくら「やらなければいけないこと」が山のように溢れかえっていても、あなたの1日が1440分であることに変わりはありません。その枠のなかで、大切な人と過ごす時間をつくることも、とても尊いこと。「夕飯を一緒に食べる」といったプライベートの時間も、すべてスケジュールに組み込みましょう。
06.
アイデアを書き留めるには
ノートが1番
イギリスの企業、ヴァージンの創始者であるRichard Branson氏は「ノートなしでは、ヴァージンを生み出す発想につながらなかった」と語ります。
アイデアが浮かんだらすぐ書き留められるよう、ノートを持ち運ぶ習慣をつくりましょう。
07.
メールやメッセージは
まとめてチェック
効率的に動く人は、メールが受信されるたびにチェックするようなことはしません。受信数が多ければ、1日に数回。そうでなければ1日に1回、溜まったメールに「返信するだけ」の時間をまとめてつくりましょう。
08.
無駄なミーティングは
全力で避ける
予定より遅く始まり、いるべき人は不在、ダラダラ喋ってはどんどん時間が過ぎていくばかり。そんなミーティングほど無駄なものはありません。
米ビジネスマンのMark Cuban氏は「誰かがチェックでもしていない限り、ミーティングに出る必要はない」とアドバイス。自分に関係がないミーティングならば、途中で抜け出してもいいのです。
09.
ほとんどのことは断る
米投資家であるWarren Buffett氏は、こう話します。
「仕事がうまくいっている人は、ほぼ全てに『No』と言う」
時間は限られているので、『Yes』というものは慎重に選びましょう。
10.
「80:20の法則」を
理解する
「パレトの法則」とも呼ばれるこのルールは、全体を構成するうちの一部の要素が、ほぼ全体の数値を生み出している、という理論。
たとえば「売上の8割は、全顧客の2割が生み出している」といったこと。結果を生むのは8割の労力のうちの2割なので、不必要なところに労力を割かない、という考え方です。
11.
必要であれば
人に任せる
彼らが自分に投げかける質問は「どうすれば『私は』このタスクを終えられるだろう?」ではなく、「どうすればこのタスクを終わらせられるだろう?」です。
「ひとりでやる」という発想はせず、一番早く終わる方法に考えを巡らせているのです。
12.
先延ばしは
いずれ自分を苦しめる
メールはまとめて、と書きましたが、その返信内容については即断即決していきます。また、言われたことはすぐにやるクセがついています。
効率的に動ける人は、先延ばしにすると結果的に忘れてしまうということを心得ているのです。それは、ストレスの軽減にもつながります。
13.
朝の過ごし方を
「ルーティン化」する
「水を飲む」でも「健康的な朝食を摂る」でもいいでしょう。
もちろん、運動をしたければそれをルーティンに入れるのもあり。仕事の前にリフレッシュできる習慣をつけることで、アイデアが浮かんだり、自分の考えを整理する時間にもなるのです。
14.
何より「食べること」と
「眠ること」
食べることと寝ること、このふたつを少しでも怠ると、1日に必要な集中力とエネルギーがすり減ってしまいます。ガソリン切れにならないよう、効率的な人は三度の飯と睡眠を重宝します。