1日の「ムダな時間」を見直す6つの提案
もしも「ただ時間をつぶす」っていう仕事があったら今ごろ億万長者なのに…なんて思っちゃうほど、あとから思えば無駄だったとも思えるような時間を過ごして、後悔した経験はありませんか? でも、悪い習慣はどこかで断ち切らなくてはいけません。
アメリカの調査によれば、人は1日平均5時間もテレビを見ていて、ラッシュアワーで使う時間は1年で42時間、SNSは1日118分だそうです。こんなふうに聞くと、ほとんどの時間をテレビと移動、SNSやメールで無駄にしているような気がしてきませんか?
こんな現実を変えるためにどうするべきか。「Elite Daily」のライター、Anna Johanssonさんから6つの提案です。
01.
思い切って
ログアウトしてみる
マネージメントの専門家Craig Jarrw氏は、メールチェックについて興味深い指摘をしています。それは、多くの人がメールを送るためではなく、ただチェックをするためだけにメールボックスを開いている、というもの。
スマホにもパソコンにもタブレットにも入っている、メール機能。このままでは本当にメールから解放される機会がありません。
Jarrow氏は、メールアカウントからログアウトして、チェックに追われる習慣をやめるべきだと主張。
「ちゃんと返信ができるときにだけ、メールボックスを見るべきです。そうじゃなければ、わざわざチェックする必要はない。時間も労力も無駄だし、すぐに対応できないような情報を抱えて、ストレスを溜める必要はないのです」
ただ見るだけの行動に時間を費やすのではなく、一度メールを読んだら、削除、フォルダ分け、返信など、なんらかのアクションに繋げるようにしましょう。
02.
スヌーズ機能は
使わない
これまでいったい、何度「スヌーズ機能」を使ってきたことでしょう。
あと3分、あと5分寝ていたい…。この疲れた体にはそれが必要なんだ!そう思ってはみても、結局最初のアラームが鳴ったあとに惰性で眠ったって、ちゃんと体が休まるわけではないのです。
つまり、ダラダラしているのは時間の無駄でしょう。
毎朝20分も目覚まし時計と格闘するのはもうやめにして、シャワーを浴びて着替えたり、素敵な朝食を食べたり、読書をしたり、早めに仕事に行ったりする時間に当ててみませんか?
03.
無駄なアプリは消す
「いつかやるかも!」なんてノリで、ついゲームのアプリをダウンロードしたけど、それは本当に必要なもの?確かに楽しいかもしれませんが、結局は時間を無駄にしてしまった…と後悔するものが多く、最終的にはあなたの生産性を下げることにもつながります。
スマホにいらないアプリが入っていたら、2つの解決策があります。
ひとつは、全部消して本当に必要なものだけ残すこと。もうひとつは時間つぶしにしかならないゲームはやめて、頭の体操になるようなアプリに置き換えること。
中にはとても役に立つゲームもあるので、選ぶものには慎重に。
04.
寝室には
テレビを置かない
ミニマリストのJoshua Becker氏は、こう語ります。
「夕方の時間は、瞑想をしたり、自分の1日を評価し、まとめることのできる貴重な機会です。こうすることで、私たちは自分の過ちから学び、人間として成長することになります。残念なことに、多くの人はエンターテインメントに時間を費やし、この貴重な機会を無にしてしまうのです」
寝室からテレビをなくすことで、1日の終わりの過ごし方が格段に変わります。テレビだけに夢中になると、1日を振り返り、次の日のことを考える機会を逃してしまいます。
05.
通勤時間を
遠隔での仕事に当てる
通勤に片道1時間もかけるのは、週に10時間も仕事の時間が増えているようなもの。
遠隔で仕事ができれば、通勤時間はなくなります。10時間も余分に仕事をするよりも、自分のアプトプットを増やして、もっと有意義にしましょう。もちろん、すべての会社が対応しているわけではありませんが、遠隔でのワークスタイルを認める会社も、増えつつあります。
週に何回か在宅で仕事をするだけでも、通勤にかけていた時間を別の生産的な何かに使えるようになるはず。
06.
イヤな誘いは
キッパリと断る
「Porch」のCEO、Matt Ehrlichman氏はこう言います。
「時間が足りないのにリスクが高いとき、起業家として最も重要なスキルのひとつは、自分の優先事項に合わないものに対して、NOと言えること」
とてもシンプルな言葉ですが、実行するのはなかなか難しいかもしれません。生産性を最大にしたいのであれば、「NO」と言える技術を身につけましょう。
そうでなければ、他の人のために時間を使っていて、自分のための時間を持てない、ということになってしまいます。