1日に9時間!?子どものメディア接触時間は、睡眠時間より長いと判明(米調査)
テレビや映画、SNSにゲーム。アメリカのティーンエイジャー(8歳〜18歳)たちが、このような“メディア”に費やす時間が長すぎるのでは?と問題視されています。
1日に9時間!?
睡眠より長いことが判明…
NPO団体「Common Sense Media」が2,658人の子どもたちを調査したところ、1日に9時間以上もの時間がメディアに使われていたことを明らかにしました。これは両親と過ごす時間や学校で過ごす時間よりも長いと言われています。
さらに同団体の調査によると、66%以上が毎日音楽を聴き、58%が毎日テレビを見ると答えたそう。その一方で、毎日外で遊ぶと答えたのは36%だったとか。
子どもたちに共通するのは
マルチタスクが得意なこと!?
「CNN」では、メディアに長時間没頭する若者たちに共通していることは、マルチタスクが得意なことだと言います。スマホでゲームをしながら勉強したり、チャットをしながらテレビを見ることに慣れているのだとか。
さらに、今の男の子たちはゲームをすることが好きで、女の子たちはInstagramなどのSNSにハマる傾向があるとも伝えています。
この調査を実施した「Common Sense Media」の代表、James Steyer氏は次のように語ります。
「この調査結果を見て、正直ビックリした。今の子どもたちの生活を見ると24時間365日、常にテクノロジーに囲まれている。だから否応なく使っちゃうし、他にやりたいことなんてなくなるのかもしれない」
教育に使うこともできる!
悪いことばかりじゃない
ただ、ゲームやアプリに長時間触れることは悪いことばかりではなく、教育として使うこともできるのでは?と「Medical Daily」。
実際、インペリアル・カレッジ・ロンドンの調査では、「The Eatery」という食事管理アプリを使っている子どもたちは肥満が少なくなっていることを明らかにしています。物は、使いようなのかもしれませんね。
Reference : Common Sense Media , CNN , Medical Daily