「1日39分の睡眠不足」が子どもに与える影響

3月15日、医学や健康に特化した科学雑誌『JAMA Network Open』にて、子どもの睡眠不足と生活の質(QOL)に関する論文が掲載された。

どうやら1日39分の睡眠不足でさえも、子どもの幸福度や学校での適応能力に影響を与えるようだ。

研究対象になったのは、ニュージーランドに暮らす8歳から12歳の100人。彼らは定期的に8時間から11時間の睡眠をとっていて、おおむね健康だったとのこと。

研究では、通常よりも1時間早く寝る週と1時間遅く寝る週を設け、親と子に対して起床時間や睡眠障害などについてアンケートを実施。そして、1日の睡眠時間が39分不足するだけでも、幸福度や適応能力の低下が見られ、QOLも低くなっていたようだ。

質の良い睡眠が良い影響をもたらすことは分かっていただろうが、数値が明らかになると印象も変わるのではないだろうか?

「寝る子は育つ」は、やはり本当だったようだ。

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