気候変動は「睡眠時間」に悪影響【研究結果】

先月20日、デンマーク・コペンハーゲン大学の研究者らによる気候変動と睡眠時間の関係について深掘りされた論文が、学術雑誌『One Earth』に掲載された。

気候変動によって、私たちの睡眠時間は減っているそうだ!

調査で使われたのは、2015年〜2017年のApple Watchなどのリストバンド型デバイスから得られた睡眠データ。世界68カ国、計4万7628人の睡眠を分析しているという。

研究によって、暑い夜中は寝るのが遅く、起きるのが早くなってしまうことが改めて証明されたそう。そして、気温の上昇に伴って、2099年までに1人あたり年間50〜58時間も睡眠時間が減り、睡眠不足になる夜が年間13〜15日も増加してしまう可能性があるのだとか……。

また、貧困国に暮らす人々は睡眠時間の減少の影響を、他と比べて大きく受けているとのこと。

私たちが気候変動に対して何もしなければ、睡眠にも悪影響が出てしまうこともある。この研究結果は、行動を起こす1つのモチベーションになるかもしれない。

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