寝すぎは危険?1日に「8時間」以上眠ると、死亡率が30%高くなるとの調査結果
睡眠不足は体に悪いといわれているが、果たして睡眠過多はどうなのだろうか?最新の研究では、8時間以上の睡眠は健康を損なう可能性があるという。一体どういうことだろう?「米・国立生物工学情報センター(NCBI)」に掲載された研究結果を見てみよう。
寝過ぎは危険!?
睡眠不足が体にわるいというのは想像がつく。ほかにも、肥満、高血圧、糖尿病、および心臓病にかかりやすくなるとも言われている。
では、睡眠時間は撮れるだけ取った方がいいのだろうか?その疑問に対して、ワーウィック大学のフランコ・カプッチオ教授は、100万人以上の人々の睡眠習慣を追求した。3グループに分けて調査を実施した。
・1日あたりの睡眠時間が、6時間未満の人々
・1日あたりの睡眠時間が、6時間から8時間の人々
・1日あたりの睡眠時間が、8時間以上の人々
過去10年間の研究の結果、6時間未満または8時間以上のグループは、睡眠時間が6時間から8時間までグループより死亡リスク高くなる傾向が見られた。
6時間から8時間のグループに比べ、6時間未満のグループは12%。8時間以上のグループは、何と30%も死亡率が高くなったとか。
睡眠は
"7時間"がベスト!?
世論調査によると、平均的な大人の睡眠時間は7時間程度。また、睡眠に関するいくつかの研究をアメリカのメディア「The Wall Street Journal」がまとめている。その結果によると、7時間が最も健康的な睡眠時間の、最有力候補だと考えられている。
今回の結果で明らかになったのは、寝不足はカラダに悪く、同時に寝過ぎてもカラダに悪いということだそうだ。