いびきや睡眠時無呼吸、健康にさまざまな悪影響を与える可能性あり【研究結果】
いびきをかく人に、警告が出された——。
スウェーデンで発表された研究結果によると、睡眠中にいびきをかく人や睡眠時無呼吸になる人は、心臓病や認知機能の低下、癌などのリスクが高まるらしい。
心臓病に関しては、具体的な数字が出ている。
どうやら、いびきや睡眠時無呼吸は心不全のリスクを140%、脳卒中のリスクを60%、冠状動脈性心臓病のリスクを30%上昇させるんだそう。
また、認知機能については4,000人のスウェーデン人を対象に研究が行われた。すると、睡眠時に無呼吸になる人は認知機能の低下が顕著であったらしい。具体的には、脳の処理速度や言語記憶に影響が見られたとのこと。
加えて、睡眠時の無呼吸は癌を引き起こすリスクもあるらしい。
もちろん肥満やライフスタイルなどほかの要因も考えられるが、いびきや睡眠時無呼吸自体が癌に関係することが研究で分かったんだそう。
今回の研究結果はスウェーデンのものだが、日本人にも無関係ではないだろう。いびきや睡眠時無呼吸が気になる場合は、一度専門家に相談してみてもよいかもしれない。
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