今夜から使える「かしこい睡眠」まとめ
目次
誰にとっても睡眠は大事。
言わずもがなですが、それゆえ世界中で睡眠に関する研究やメソッドがこれまでいくつも登場してきました。
いかに効率よく、心地よく、そして効果的に眠るか。睡眠は「量」とおなじだけ、「質」もまた重要。
というわけで、今夜使える睡眠ハックをはじめ、知ればきっと役に立つ睡眠の知識をまとめてみました。
「靴下」を履いたほうが
早く眠りにつける……らしい
「靴下を履いたまま寝るのはよくない」とはよく聞く話。熱がこもりやすいとか、ムレて足が臭くなるとか、親の死に目に会えないなんて迷信もあったり。
つまりはメリットなしかと言えば、どうやらそうでもないみたい。「オランダ神経科学研究所」が以前、靴下を履いて寝るほうが早く眠りにつけるとの研究論文を発表したことも。
いわく、靴下で足元を温めると脳が「暑すぎる」と勘違いをおこす。すると皮膚の血流を増加させ内部温度が少し下がるんだそう。これをきっかけに脳が眠りにつく準備を始めるんだとか。
うーん、結局のところ「靴下履いたまま」は、あり?なし?
重さのある布団で「うつ病」や「不眠症」が改善され【研究結果】
重さのある布団をかぶって寝た場合、睡眠の質が向上しただけでなく、不安やうつ病の症状、疲労感が減少したと『Journal of Clinical Sleep Medicine』で発表された。
実験は、2ヵ月以上しており、大うつ病性障害、双極性障害、全般性不安障害、またはADHDのいずれかと診断された患者を対象に実施。
実験では中央にガラスやビーズといった重い素材を入れ、金属チェーンを縫い付けた毛布を使用。
世界初!ナスに「睡眠改善効果」を確認
野菜の可能性は無限大。まさか睡眠改善に「ナス」が一役買ってくれるなんて!
世界で初めて臨床試験によりナスの睡眠改善効果を確認したのは、食品ベンチャー企業「株式会社ウェルナス」。
関与成分の「ナス由来コリンエステル」が自律神経に働きかけることで生じる、リラックス効果によって、睡眠時間の延長と速やかな睡眠導入が実現したと考えられている。
それにつけても、快眠へと誘う食べものがナスだったとは……。
「規則的な昼寝」は、脳の働きを良くする。
よくランチのあとや仕事中にちょろっと昼寝をする人たちがいる。あれってどうなの?と思うアナタ。真似してみてもいいかもしれない!
米医学雑誌「General Psychiatry」に掲載されたある研究によると、「規則的なお昼寝は頭の働きをよくする可能性がある」ようだ。
これ、普段から昼寝をする人、しない人合わせて2214人を対象に認知症のテストをしたところ、昼寝をするグループのほうが位置把握、言語、記憶の分野において、平均より高スコアを獲得。ほかにも、学習への準備や感情の安定性向上など、昼寝によるメリットはさまざま。
午後の作業効率UPのため、ちょこっと昼寝はアリってことで!
「寝溜め」はダメ?
あらめて睡眠について。
理想とされる睡眠時間は、年齢ごとに異なるんだそう。
たとえば成長期の6歳〜13歳なら9時間〜11時間、18歳〜64歳になると7時間〜9時間といった具合に米慈善団体「National Sleep Foundation」は推奨。
ただし、無理に就寝したり起床したりすると逆効果になる可能性もあるらしい。足りない睡眠時間を補う「寝溜め」を行う人は、日常的に睡眠不足の人と比較して、健康状態が良くないという研究結果も。
週末は「寝溜め」が日課になっている人は、自身の睡眠時間を見直してみてもいいかも。