日本の「睡眠時間」は昨年より「16分」長くなった

全国47都道府県の1万人(性別・年齢・都道府県で割付)を対象に、株式会社ブレインスリープが行った2021年版「睡眠偏差値」の調査によれば、昨年「6時間27分」だった「日本の平均睡眠時間」は、「6時間43分」へと「16分」長くなっていたことがわかった。

しかしながら、OECD加盟国の平均睡眠時間は8時間25分と、今年の日本の平均睡眠時間と比べると、その差はまだ1時間42分もあるのが現状。さらに、最低睡眠時間として推奨される「睡眠時間7時間」を超える人は、全体の40%に留まったという。

また、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が広がった結果、昨年の結果では生活リズム・睡眠リズムが乱れ、睡眠の質の低下が見られたが、今回の調査では、「ほぼ毎日在宅勤務を行っている人」と「在宅勤務を全くしたことがない人」の睡眠の質が、他の勤務形態の人の睡眠の質と比べて有意に高いことも判明。

一方で、睡眠の質が最も悪いのは「週に1~2回在宅勤務を行っている人」であり、この結果は、毎日一定のリズムで生活ができているかどうかが睡眠の質にとってより重要であることを示唆していると考えられるという。

2020年1月~2021年1月末の期間、「風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスにより体調不良があった or 体調不良を感じた人」と、「そうでなかった人」で睡眠偏差値を比較すると、体調不良を感じた人の方が有意に睡眠偏差値が低い結果も出ていることから、今、ますます「睡眠」が重要であることもわかる。

忙しい日々の中でも、何はともあれよく眠ろう。そして、免疫力を高めよう。

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