「自由な働き方」を具体的にイメージしてみよう。
このコラムでは、ここ数回に渡り、どんなこともビジネスにできるビジネス脳を持ってITを使った業務の効率化で働く時間を半分にできれば「自由に働き方を選べる」という話をしてきました。
今回は、どんなライフスタイルを送っているのかと、その考え方について詳しく書いていきます。イメージすることで、その実現へ一歩近づくことができます。
〈一日のスケジュール〉
9:00まで
起床、軽くご飯
12:00まで
仕事(50分×2セット) 、人と話す
14:00まで
昼ご飯、フリータイム
16:00まで
昼寝、散歩
17:30まで
仕事
20:00まで
夕飯、フリータイム
22:00まで
残ってる仕事や連絡など
24:00まで
お風呂、フリータイム
24:00過ぎ
寝る
これは、とくに予定がないときのスケジュールです。
起きる時間は決めていないので若干前後しますが「朝起きてから」と「夜に寝る前」に一番頭が働くので、そこに仕事を入れています。
在宅で働くときは、休むことも大事です。計画的に休むことを訓練することで効果的に休めるようになります。慣れていないと「休むべき時間にもっと働かないと」と焦ってしまうこともあります。
やることが多い人ほど、よく陥りがちです。私も以前はつねにパソコンの前に座って、休憩もほとんど取らずに仕事をしていました。
出先でのスケジュールですが、2016年は海外も含め色んな場所に1年の約3分の1、120日ほど出かけました。
出先では、急に予定が入ってくることも多いので、フレキシブルに予定を入れられるようにすきま時間に仕事をしますが、朝のゴールデンタイムは出先でも仕事をしてることが多いです。
昨年の2月は船で1ヶ月過ごす、リーダーシップ研修プログラム「世界青年の船」に参加して、船の上は電波がなかったので、丸々1ヶ月休みを取る、なんてこともありました。
気が向いたときに旅行ができる
去年は2ヶ月に1度のペースで海外も含め、旅をしていて、去年、福井県の鯖江市に移住したのですが、外からの刺激を受けて、ときどき帰ることで、新たな発見をすることもたくさんありました。ずっとどこかに出かけているというのは疲れるので、これくらいのペースが良いということもわかりました。
色んな仕事、人、情報、最新テクノロジーに触れる機会が増える
プロジェクトごとに関わる人も業界も変わるので、変化が非常に速いです。
Airbnbをやったり、ドローンをやったりと、今トレンドになっていることもできますし、福井県鯖江市×ヤフオクの「サバオク」に携わる機会もありました。約1ヶ月ちょっとの期間だったんですが、やってみないとわからないようなトラブルだったり、仕事じゃないと絶対にしないだろうな、という経験がたくさんできます。
お試し移住ができる
僕が移住したきっかけは、鯖江市がおこなった半年間のお試し移住「ゆるい移住」でした。 今、全国的に移住政策が取り組まれていて、鹿児島のお試し移住にも参加しました。住みやすい場所を求めてお試し移住するというのも、このライフスタイルならではの経験です。
すべての経験がビジネスにつながる
外に出ることも、仕事になります。遊びも仕事になるんです。
これは前回説明した、どんなことでもビジネスにできるビジネス脳を持っているからで、 外に出ると、想定外の出来事がたくさん起こります。
特に海外はそうです。日本の常識が通用しません。常識の中で考えていると、似たり寄ったりなことしかできないので、自分が持ってる思考の枠を外すことが欠かせません。
だからよく旅行に行くのは、遊びだけでなくビジネスにもなるし、このライフスタイルと相性が良いんです。2ヶ月に1度セミナー週間を作ってセミナーをしているんですが、旅をすることがセミナーの内容をより深くすることもできます。セミナーで事例を紹介するのに、体験は欠かせません。
こういった実践的な情報が集まるオンラインサロンを運営しているので、興味があればぜひ一度のぞいてみてください。2017年夏頃からは、マンツーマンでみっちり教えるフリーランス養成合宿を開催します。締め切りは6月末までです。
インプットとアウトプットが、ほど良いバランス
人によって違うかもしれませんが、私の場合、旅は2ヶ月に1度くらいがベストだなという感じです。昨年9月は東京→セブ島→大阪→兵庫→鹿児島と1ヶ月半に渡ってあちこち行ったのですが、(鹿児島の後にアメリカに行くかどうか迷った)もう旅はお腹いっぱい、早くインプットがしたいと思いました。インプットとアウトプットを程よくすることでビジネスが加速します。
この生活をしていて「良かった」と思うこと
結婚して子供ができても家事や育児に参加できたり、親になにかあったときに介護の準備ができるなど、突然起こる出来事に対応できたりします。
なにかトラブルがあったときに、時間をかけて対処できるというのは大きいです。急に休まないといけないときでも対応ができます。
僕は、免疫が異常を起こしてしまう自己免疫疾患を持っていることもあり、体調を崩すと治るまでに3週間かかる、ということもあります。急に体調を崩すこともあるので、そういったときは、このライフスタイルで良かったと、一番感じます。
私の働き方だと、ゆるく仕事をしているように見えるけど、やるときはきちんとやる「ゆるい」と「きつい」の両立が大事だと思っています。
人の悩みを聞くこと
これまで生きてきた環境が違うので、そんな悩みがあるのかと、ひとりでは絶対に思いつかないようなヒントがたくさん眠っています。
自分以外の価値観を知ること
その人の人生のストーリーを聞くことで、どんな生き方をしているのかを知ることも好きです。ビジネスでは自分以外の価値観を知ることで、お客様の気持ちをより理解できますし、多様な価値観が存在する現代では、どんな人でも受け入れる大きな器を持つことが大事です。
例えば向上心がある人、ない人、どちらがいてもいいし、一般的には向上心がある人が良いとされますが、良い悪いはないのです。 私の好きな名言の1つに「盾の両面を見よ」という言葉があります。これは片面だけを見ず、 両面を見て総合的に判断する、といった意味なんですが、まさに価値観が多様化した今の時代、より多面的に見れる、柔軟性のある人が勝つ時代。両極を見れるようにすることが、今、求められている力です。
ITでレバレッジをかけること、どんなこともビジネスにできるビジネス脳を持つこと、この2つを身につけることで、
・好きなときに休める
・気が向いたときに旅行ができる
・色んな仕事、人、情報、最新テクノロジーに触れる機会が増える
・お試し移住をする
・全ての経験がビジネスに繋がる
と、いったところが可能になりました。
まだまだなところもありますが、これからもこのライフスタイルを貫いていきます。