每日4時間だけ好きな仕事をして食べていく、生涯現役フリーランスの生き方。
今の時代、これまでは考えられなかったほどのスピードであらゆることが目まぐるしく変化することで、価値観が多様化して働き方や生き方について考える機会が増えてきています。
これまでは常識と言われていたことが段々と薄れていっている、そんな時代です。インターネットの出現によってパソコン一台あればどこでも働ける、そんな人も増えてきました。
私が大学進学、大学院中退、留学、ベンチャー企業でのインターン、学生時代に様々な経験をして生き方を模索した中、たどり着いたのが「每日4時間だけ好きなことで仕事をする」というものでした。これは海外でベストセラーにもなった『「週4時間」だけ働く』(著:ティモシー・フェリス)をヒントにしたものですが、少し違います。詳細は後ほど。
フリーランスという
選択肢
テレビでも取り上げられていたのですが、実は私はEXILEのMATSUさんの持病と同じ、ベーチェット病という免疫異常を起こしてしまう難病の疑いを抱えていて、いま右耳、右目ともに不自由しています。
またそのせいか、ムリをしたり、ストレスがたまるとすぐに高熱が出てダウンしてしまいます。それがただの風邪であっても、治るのに1〜3週間かかることもよくあります。不規則で起こるために私自身も予測しづらく、いつでも休みが取れる環境じゃないといけない、という問題に直面していました。
在宅で仕事ができる企業や副業が認められている会社が増えてきているとはいえ、会社員だとまだまだそこまで自由に働けないのが現状です。そこで私が取った働き方の選択肢がフリーランスでした。
仕事の「効率化」と
「好き」を仕事にすること
ただしフリーランスといっても、会社員として働いたこともない私が簡単に食べていけるほど甘い世界ではなく、会社員として働いている人よりも長い時間働いて、ようやく成果が出るわけです。私の場合は、長時間働けないので身体にムリをしないように、効率よく働く必要があります。また大きなストレスを感じながら仕事をすることもできるだけ避けなければいけません。
そこで私が考えたのは、身体にムリをしないためにITを使った仕事の効率化で働く時間を減らすこと、ストレスを感じないためにどんなことでもビジネスにできるビジネス脳を持つことで「好き」を仕事にすること、の2つでした。
この2つを実践することで、時間や場所に縛られず、パソコン1台あれば仕事ができます。
「仕事=楽しく生きること」
ただ最近は、パソコン1台あればどこでも仕事ができるノマドワークが必要以上に取りあげられていて、さもそれが良いかのような風潮があります。そうではなく私はリスクマネジメントとして、在宅ワークも選択できるような環境を作っています。
実は以前は仕事としてテニスコーチもしていました。本当は身体を動かして働くのも好きなのですが、選択肢として在宅ワークを持つことで自由に働き方を選ぶことができます。
私はやりたいことも多く、スポーツをはじめ、仕事以外の時間も充実させたいので、先ほどあげた2つを徹底することで、
・好きなときに休める
・気が向いたときに旅行ができる
・ガッツリやりたいときは集中的にプロジェクトに取り組める
・色んな仕事、人、モノ、情報、最新テクノロジーに触れる機会が増える
・お試し移住をする
・全ての経験がビジネスにつながる
といったようなことも可能になりました。好きなことで仕事をするので、平日も休日も特に境界線はないのです。退職もなく生涯現役です。もちろん大変なこともあるのですが、每日仕事をすることが楽しく、「仕事=楽しく生きること」のように感じています。調子が良いときは4時間をオーバーすることもあります。そうすると、またダウンしてしまったりするのですが。
この働き方のヒントになった「週4時間だけ働く」と何が違うのかというと、「週4時間だけ働く」は仕事内容に関係なく効率化や仕組み化を極限まで高めた働き方ですが、「每日4時間だけ好きなことで仕事をして食べていく」は「自ら働きたいという欲求がある中での働き方」ということです。好きなことを週4時間しかできなかったらなにか物足りないですよね。それよりも好きなことだったら每日少しでもやりたいですし、その方が成長もします。
こういう生き方もあるんだよ
と、伝えていきたい
体力のある人、バリバリ働きたいんだ、というような人はもっと働いて、バリバリ稼いでもらったらいいと思うんです。そういう人のための働き方は、本でもネットでもたくさんあります。ただ私のように長く働けない事情があるような人に、今これまで類を見ないほどのスピートで発達しているITの力をどう使って仕事をするのか、こういった生き方もあるんだよ、ということを伝えていければいいなと思っています。
「每日4時間でちゃんとお金を稼げるの?」
ということもよく聞かれます。
例えば、家庭教師は時給が高いバイトの1つなんですが、学生時代に関東圏でやっていたときは時給2,500円でした。都内ならもっと良い時給かもしれません。その分たくさんの時間は入れないというデメリットはあります。
仕事の効率化を
考える
ITの力を上手く使えば時間を何倍にも短縮できます。昔はWEBサイトを作るのに1ヶ月、最短でも1日かかっていましたが、今は誰でも簡単に「wix」や「ペライチ」といったような無料のサービスを使えば1時間以内にできます。こういったITのことについては次回以降でまた詳しく話すのですが、さっきあげた家庭教師の話もITの力を使って単純に仕事効率が2倍改善されたとします。
仕事効率を2倍にしたら時給5,000円ですよね。4時間働くと2万円。1週間で14万円、月給で56万円になります。これは本当に単純化してるので辻褄が合わないよ、となるかもしれませんが、要はITでレバレッジをかけるとこういうイメージだということを伝えたかったのです。
1. ITを使った仕事の効率化
2. どんなこともビジネスにできるビジネス脳を持つ
この2つについて、次回はもう少し詳しく書いていきたいと思います。
こういった働き方をするための秘訣を公開しているオンラインサロンを、クローズドでやっています。興味がある人は、ぜひのぞいてみてください。