出世していく人は、そもそも「やり方」が違ったようです。
リンカーンはこう言いました。
「待っているだけの人たちにも何かが起こるかもしれないが、それは努力した人たちの残り物だけである」
確かに、成功した人というのはよく働き、よく考え、努力した人です。
しかしながら、その人たちと普通の人との違いってなんなのでしょうか? 私たちが取り入れるべき習慣とは?
「I heart intelligence」の記事で、ROBYN REISCHさんがまとめたのは、成功した人が実践している13のことでした。
01.
つねに身体に気をつかっている。
本当の意味で成功をつかみとる人は、つねに心と身体の健康を優先しています。睡眠、食事、ストレスをコントロールすることで、いつでも全力で物事に取り組めるのです。つまり、自分を追い込みすぎないように心がけるのも良いかも知れません。結局、健康こそ生産性アップの鍵なのです。
02.
「朝活」を習慣にする。
自分に合った朝活は心と身体を整えてくれます。まずは軽い運動と栄養たっぷりの食事を試してみてください。また、ヨガや読書などを習慣づけてみてもいいかも。
03.
すぐやる。後回しにしない。
彼らは他の人と比べて、メモを見たり、様々なことを同時進行させたり、何度も同じことを考えたり、返信が遅かったりする、といったことがありません。
なぜなら、連絡が来たとき、すべきことができたとき、すぐに取り掛かるようにしているから。すぐにできることは、すぐにやる。
簡単に聞こえるかも知れませんが、意外に難しいのです。
04.
人に任せる勇気を持つ。
すべてを完璧にできる人なんていません。そして、出世をしていく人たちはチームを信じ、任せることをためらいません。
そうすることで、彼らはさらに「自分が成長できる仕事」に集中する環境を作り出しています。
05.
完璧を求めない。
人はつい、完璧を求めすぎてしまいます。しかし完璧主義というのは、ときにストレスを増大させます。反して、成功している人はある程度のところで自分にブレーキをかけることが出来るのです。サルバドール・ダリはこう言いました。
「完璧を恐れるな。完璧にはなれないのだから」
06.
パレートの法則に従う。
この法則をご存知でしょうか? 「80:20の法則」と聞けばピンとくる人も多いかもしれません。
経済活動において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出している、という法則のことです。成功している人たちは、全体で本当に大切な部分は20%程度しかないことを知っています。そして、そこに焦点を当てる力に優れているのです。
07.
絶対にイエスマンにならない。
彼らは、決してすべてのチャンスに「イエス」とは言いません。断ることに罪悪感を持たないことはとても大切です。
その代わり、やると決めたプロジェクトには全身全霊で取り掛かります。
08.
できるだけ会議を避ける
ほとんどの会議はダラダラと長引き、議題がたくさんあり、多くの時間を消費します。しかし彼らはそんな会議を極力避け、電話とメールで対応します。
そうすることで、より迅速に多くのことに対応できるのです。
09.
メールは一気に処理する。
彼らは、決して1日中メールの受信ボックスに張り付いたりはしません。その代わりに1日のうちのどこかで決まった時間を作り、それらの返信をしています。
つまり、他の業務中に注意散漫にならないようにしているのです。
10.
八方美人にならない。
記者のハーバード・ベイヤード・スウォープは、こう言います。
「必ず成功する方法を教えることはできないが、失敗する方法は教えられる。常にすべての人を喜ばせようとすることだ」
万人に好かれようとすることはそれだけ難しく、リスクのあることだ、ということです。
11.
ノートこそ宝。
成功をした人たちは、すべて書き出す傾向にあります。そして、それこそが彼らにとって一番大切なものなのです。
12.
生活のバランスはとる。
本当の意味で出世をしていく人は、仕事以外の時間も充実しています。家族との時間を過ごしたり、マラソンのためのトレーニングをしたり、ある人は地域のコミュニティでボランティアをしたり。
このように、私生活も充実させることで、仕事一辺倒にならずバランスを保っているのです。
13.
ToDoリストにタスクを書き溜めない
これから何をしなくてはいけないか、を気にしすぎないでください。ToDoリストで管理すること自体は悪いことではありません。しかし、延々と続く未来のタスクを見つめていても何も始まりません。
必要以上に未来のタスクまで考える必要はないのです。本当に「今すべきこと」を今する。それだけで十分なときもあります。
アメリカの作家ジグ・ジグラーは、こんな言葉を残しています。
「成功とは、私たちが持っているすべての力を使ってベストを尽くすことだ。そして私は仕事柄、成功できなかった人に会うことがあるが、成功できない人に会ったことはない」
つまり彼らは、お金のためや、権力のため、人から賞賛されるために努力をしたわけでは決してありません。
ただ、自分のためにすべきことをした結果なのです。