「優秀な社員」で終わらないための9つのマインドセット

「TIME」、「Forbes」、「Fortune」、「Business Insider」などビジネス誌、経済誌から引っ張りだこの人気コラムニストNicolas Cole。多くのビジネスパーソンに出会い、取材するなかで、彼が見出した成功を手にする人とそうでない人とを隔てる「大きな壁」

ここに書かれているのは、なにも一部の起業家や、ミリオネアだけに当てはまるマインドセットではない。かなりハードルは高いけれど、指の間からこぼれ落ちる砂をただ見ているだけでは、やっぱり何も始まらないわけで。

成功するために必要なものが、自分に備わっていると思いますか?本当の忍耐と努力がどんなものかを知っていますか?このような話を多くの人がしています。では、あなたは夢や目標を語るだけではなく、それらを本当に実現できるでしょうか。

大半の人の答えは「ノー」。

実際、スモールビジネスに関する2016年度の統計によると、50%以上の小規模企業が起業4年以内に倒産しています。さらに、2011年に創設された小規模企業の中で、最初の1年間を生き延びた企業はたったの4%であり、5年目まで存続できた企業となると、数字は3%まで減少します。

起業にまつわるプロセスは、最後までやり抜くことの意味が示される典型的な例。起業家とは、「自分のビジョンを実現できる人」か、「大きな夢を語っているだけの夢想家」か、それが残酷なまでに明らかになる職業なのです。

では、「勝者」と「勝者になれない人」とを隔てるものは、いったい何なのか。

01.
成功をもたらした
根元的な自分のスキルを磨き続ける

小さな成功であれば、どんな人でもなし得ることができます。さらに言えば、その成功をベースにして、多くの人が「ソコソコ」の成功を収めていく。でも、偉大な成功を手にできる人、つまり勝者は、一番最初の成功を自分にもたらしたものを決して忘れません。元々のスキル(彼らの人生に多大な影響を及ぼしてきた自分の信念)を磨き続けることを、絶対に止めません。

自分のルーツ、起源を忘れないこと。最初の成功が生じたのには、それなりの理由があるのですから。

02.
すべてを「理解した」気にならない

この世に答え(永久的な答え)など存在しません。次に動かすべき駒を見つけたかもしれませんが、自分自身あるいは周囲の人々に「すべてを理解した」と告げた瞬間、さらに多くの求めて努力する代わりに、今持っているものを死守し始めるのが人間です。

成長する見込みや、学ぶべきものは、つねに存在しています。目的地を探すのは止めにしましょう。勝者はゴール地点を見据えてはいません。彼らの視線の先には、乗り越えるべき次の壁があるだけ。

03.
ONもOFFも、
時間の使いかたに配慮する

成功したいと心から願っているならば、自身のルーティーンや、日々のライフスタイルすべてに意識を払う必要があります。あなたの自由時間は、あなたの仕事時間と同じだけ意識的に計画されるべきもの。

あなたが一緒に過ごす人たちは、あなたの目標や願望と同じくらい重要なものでなければなりません。あなたの人生のあらゆる側面が、目的意識をもって実行されるべきです。これは、自らの人生を設計しようとする人たちが示すサイン。

04.
自分の誤りを認め、
誰よりも早く改善策を見出せる

自分の誤りを認められない限り、勝者になることはできません。「誤りを認める」とは、責任を取ることとは違います。正しい道を見出し、自分自身と真摯に向き合い、改善の道を深く考慮できることを意味します。

「ほら、ちゃんと非を認めたよ」と言うためだけに責任を他人に示すことではなく、自分を成長させるためのチャンスとして、ミスの瞬間を利用することです。真の勝者こそ、こうした瞬間をムダにはしません。

05.
才能を示すことよりも、
スキルを身につけることを重視

じつは、行動を見ただけでその人が「勝者」か「そうでない人物」かを見抜くことができます。他人に知られているかどうかに関係なく、自らの技能を極めることで、多くの関心を寄せるのが勝者。

その一方で、そうなれない人たちは、自分がどれほど素晴らしい存在かを世間に知らしめることに躍起になり、自らの技能をマスターすることに適切な時間をかけることを怠るもの。だから、両者はまったく逆の道を進むのです。

06.
逆境をチャンスに変えられる

失敗や挫折を前に、立ち上がることができないようでは、いつまで経っても勝ちを掴むことはできません。ジタバタともがきながら、すべてがおかしくなった理由を探したところで…。教訓を見出せず、最後はかつての自分を思い出すことで、自尊心を得る。

地面に倒れ込んだ時、彼らは過去の栄光から安らぎを得ようとします。でも、勝者はまったく逆の行動を取るでしょう。最悪な状況下にあっても、失敗を利用し、再び上昇するチャンスをうかがっている。だから、決して“一発屋”とはならないのです。

07.
志しを同じくする人間たちとの
つき合いを大切にする

これが意味するところを、多くの人が理解できていません。この場合の「他の勝者」とは、金銭的な成功や、名声とは無関係のもの。仕事に対する意欲、やる気、情熱、ビジョン、何よりも献身的な姿勢の重要性を認識している人たちのこと。それらは、最も大きな成功を収めた人物さえ、新人たちに求めている決定的な特徴なのです。

彼らが注視するのは、あなたの過去の業績ではありません。現在の姿であり、将来の方向性を示す初期の兆候。

08.
ときに「じっとガマン」の日々
飛び抜けた忍耐力も必要

偉大な何かは、一晩では興りません。部外者からは突然のように思えるかもしれないけれど。価値ある何かをなし遂げた人は、成功がすぐには訪れないということも認識しています。

成功には、数ヶ月間や数年間分の努力と、高みを目指すうえで絶え間ない集中力が必要。卓越した忍耐力が備わっていることも「勝者」の重要な要素です。でもそれは、生まれつきそわなっている性質ではありません。「時間がかる」ということも、実体験を通して学んできたこと。

09.
自らの、相手の「肩書」を気にしない

肩書とは、「自らの価値」を自分の内面に見いだせない人が利用するもの。当然勝者だって手段として肩書きを利用することがあるでしょう。でも、重要な場面で相手よりも優位に立つための手段として、肩書きや地位を持ち出すことはありません。

自分の価値をよく理解しているのが真のリーダー。語らずとも、その行動や人間性に彼らの“肩書き”が内在しているのです。

Licensed material used with permission by Nicolas Cole