ヒップホップな自己PRで、書類選考は通過!
もし許されるなら、一風変わったクリエイティブな履歴書を作ってみたい。少しでも他の応募者と差をつけるため、第一印象で一歩先を行きたいものです。
先日、LEGOで履歴書を制作したアーティストを紹介しましたが、今回はラップで自分の履歴書を提出してみたという、ちょっと無謀なグラフィックデザイナーを紹介。Dawayne Kirklandさんは、アメリカのウェブメディア会社Vaynermediaに採用してもらうため、“履歴書ラップ動画”をYouTubeに投稿しました。
ラップにするほど
必死なんです。
インターン経験は 豊富
ちゃんと卒業もしてるぜ 学部パソコンなら俺に任せろ
WEBサイト修正 イラストも可能生まれつきじゃなく、ちゃんと行ったぜ、学校
でも毎日はちょっと疲れるかも今は母と実家暮らし
でも仕事の為には巣立ちちゃんと持ってるぜ、Macbook
ちゃんと知ってるぜ、仕事のハック伸び代はたっぷり ビジネスにどっぷり
空きがあるから応募したわけじゃない批判を受け付けないほどの努力
傷だらけで頑張る、俺の魅力もちろん、勝負の世界
でも分かってる、仕事のやりがい俺がいたら企業は上場
雇ってくれなかったら、非難する社会
俺からは以上。
原曲はケンドリック・ラマーの『DNA.』。そして使用しているトラックはWocki Beatsから提供された『DNA.』のインストバージョン。ビジュアルはDawayneさん本人が、ケンドリック・ラマーのアルバムからインスパイアされてデザインしたらしい。
どうしても、
この会社に入りたい!
何故に、このような“履歴書ラップ”を作ったのか、本人に直撃してみました。すると、本人から熱意と自信が伝わる返事が来ました。
「履歴書ラップを作ろうと思ったのは、やっぱり他の応募者たちより目立たせたかったから。何百人というクリエイターたちがVaynermediaに応募しているはずだからね。僕の履歴書と自分のWEBサイトを更新している時に、履歴書ラップのアイディアが湧いてきたんだ」
「雇用者のGary Veeもヒップホップ好きだってことも知ってたし、僕の特技のラップも披露できるかと思って。そこでケンドリック・ラマーの『DNA.』を使用したのも、曲のリズムパターンと流れが僕の経歴にハマりそうだと思ってね。まだVaynermediaからの内定は出てはいないけど、面接の予定は立てられたよ。この会社に入れると信じてる」
自分の履歴書をどのようにその他大勢の中から輝かせるか、という挑戦から出来上がった自己表現。経歴を売り込むだけでなく、自分の特技も活かし、まさに自己PRとなったことでしょう。