あなたは大丈夫? 口臭を予防する最も効果的な方法は?
口臭の原因のおよそ80%以上が、口の中にあるといわれています。
口の中に生息する細菌のなかでも特に嫌気性菌と呼ばれるものは、食物を分解する過程などで、主に揮発性硫黄化合物のガスを発生します。これが口臭の素になるワケですね。
今回は、誰もが気になる口臭の原因と対処法についてお話ししましょう。
口の中を乾燥させない
ための3つの方法
唾液の量が減ると、口臭の原因菌が増殖するだけでなく、むし歯や歯周病の原因にもなります。まずは口の中を乾燥させないためにできる、3つの方法をご紹介します。
01.
ガムを噛む
ガムを噛むと自然に唾液の分泌が促されるため、口臭予防になります。キシリトール配合のガムは、むし歯予防効果も期待できますよ。
02.
しっかり水分を補給する
適度な水分補給によって口腔の乾燥を防ぎ、口臭の原因菌が減少、または唾液の分泌をスムーズにします。お茶やウーロン茶は食後の口臭は緩和しますが、飲みすぎると唾液の分泌を抑制しかねません。また、空腹時にお茶やコーヒーを飲むと口臭を強くするので注意しましょう。
03.
正しい食生活を送る
大切なのは、規則正しくバランスのとれた食事をすることです。また和食中心の食事にしたり、噛み応えのある食事に変えると唾液の分泌が活性化します。
これで安心!
口臭予防に役立つ3つの対策
対策01.
むし歯や歯周病を治す
大きなむし歯ができていたり歯周病が進行すると、口臭がきつくなります。不安な人は歯医者でチェックしてもらいましょう。
対策02.
歯を丁寧にブラッシングする
ブラッシングは歯に付いた歯垢(プラーク)を落とし、短時間に口の中の汚れや細菌を減少させることができます。口臭が気になる時は、特に磨きにくいところにプラークが残っていることがあります。歯間ブラシやデンタルフロスを使ってしっかり落としましょう。また、歯磨き後のリンスなども効果的です。
対策03.
舌を磨く
口臭の素は、舌の上でもっとも多く作られます。舌に付着した白い苔状のものを「舌苔」といいますが、舌磨きでこの舌苔を除去し、清潔に保つと効果的です。
■歯科医師からのアドバイス
口臭が気になった時こそ、生活習慣や食生活を見直すチャンスかもしれませんね。舌磨きなどはやりすぎると逆に傷つけてしまうこともあるので、歯科医院で一度指導を受けてから行いましょう。
監修:Doctors Me歯科医師
コンテンツ提供元:Doctors Me