あなたの彼は大丈夫!?「隠れマザコン度」チェックリスト

隠れマザコン系とは、親から独立してひとり暮らしをはじめたり、彼女ができたりして一見自立しているように見えても、母親依存の関係を解消できないタイプのこと。

ここでは自著『ブラック彼氏』から、彼らの特徴を紹介します。6個以上当てはまれば、マザコン系確定です。

01.
あまり上手ではないけど
一応料理ができる

151201_blackboyfriend-01_03

今時のマザコン母は、なかなか息子離れできませんが、息子が一生独身でいることも望んでいません。「良い結婚」も母親にとっては、育児の大切な要素。母親が思い描く良き夫像を息子にしっかり教育しています。「これからの時代は男子も料理ができないとね」と、息子に最低限の料理を教え込んでいます。

ただし、彼らが自発的にやっているわけではないので、料理の腕は「一応できる程度」。簡単な味噌汁、卵焼き、野菜炒めなど、小学校の家庭科で習う程度のレパートリーです。実家暮らしで料理をする必要がないので、それ以上の腕は磨かれません。

02.
レストランで
メニュー選びに時間がかかる

メニューを開いたまま、「うーん」と考え込んでしまう、レストランに限らず、旅行の行き先、カラオケの選曲、買い物、何かを決めるのに、時間がかかってしまう男性はこの類型です。

彼らは母親に守られながら育てられ、自分で決断する機会がなかったため、その能力に欠けているのです。

03.
ひとり暮らしの理由は
「通勤が不便だから、仕方なく」

「次のデート、どこに行く?」あなたがワクワク話しているのに、「ちょっとオレ、実家に帰るかも…」と妙にノリの悪い男性。週末ばかりか、ゴールデンウィークや年末年始などの大型連休にも実家に帰りたがるなら、かなりの重症です。マザコン系は、普段の平日でも夕飯だけ実家で食べてからひとり暮らし先に帰ったりしています。

普通は、自由を求めてひとり暮らしを始めるものですが、彼らの動機は、本当は実家にいたいけど、通勤が不便だから仕方なく…というものです。

04.
父親との関係が希薄

151201_blackboyfriend-01_04

マザコン系男性の成長過程には、単身赴任や死別による父親の不在が母親との絆を強固なものにしたという背景が多く見られます。その延長で、父親が浮気をしていたために不在がちだった場合には、さらに母親と息子の関係が密接になります。

彼らは「うちの両親も昔いろいろあって不仲」とか「親父があまり家にいなかったので…」と説明します。仕事以外ではっきり言えない「いろいろ」とは、たいてい浮気を指しており、父親に浮気された母親を、かわいそうだなと思いながら育ったと考えられます。

浮気する父親、現実から逃げるように息子に集中する母親、そしてそれを見てそだった息子。この三者の存在がマザコン系を生み出すのです。

05.
付き合ってすぐ
彼女を実家に連れて行く

実家訪問は、誰もが通る結婚への登竜門。それが早い段階でやって来ると「彼は結婚を意識してくれている」と、あなたはプラスに受け取るかもしれませんが、その背後にある母親の狙いを見逃してはいけません。

彼女の来訪は母親にとっては長年の子育てのひとつの節目。大事な息子が連れてきた彼女を大歓迎してくれます。ところが、宴が始まってみると、彼女は何かおかしいことに気がつきます。

初対面なのに、彼の母親はなぜか自分のことについて詳細な情報を掴んでいるのです。「あなたのお父さまの経営されている会社は…」「あなたのお姉さまの出身校は…」「一緒に住んでいらっしゃるお祖母さまは…」

「なぜ、私の家のことをそんなによく知っているの!?」

言うまでもなく、理由はひとつ。彼が母親に話しているからです。母親も自分の愛する息子の彼女がどういう人なのか強い関心があります。実家に招待したのも、実物を見て息子にふさわしいかどうかチェックするためだったのです。

06.
仕事の愚痴を言い、
頑張ったら褒めて欲しがる

愚痴といっても、「あの上司が嫌い」とか、「この仕事が自分に向いていない」という文句をいうのではなく、「こういう上司がいて、こういう辛い思いをしている」「この仕事のこういうところに苦労をしている」といった極めて具体的な内容。彼らは、愚痴や不満を言ってスッキリしたいのではなく、「大変だったね」「我慢して偉いね」と言ってもらいたいくて、話をしている節があります。

彼らは、母親の深い愛情を受けて、それに応えるべく一生懸命頑張ってきたため、頑張って勉強→成績が良ければ母親が褒めるといった繰り返しで、成果を褒めてもらうことが身についているのです。

07.
喧嘩するとめそめそ泣く

母親に大切に育てられ、順調に進学・就職を果たしてきたので、生まれてこの方、大きな挫折をした経験がないマザコン系。
彼らは目立った反抗期や友達との喧嘩の経験もないため、恋人どうしの喧嘩にもめっぽう弱く、言い争いで勝った試しがありません。彼女が感情的になり、ついキツい言葉をかけたら、言い返せずにめそめそと泣いてしまうこともあります。

08.
母親と頻繁に
メールやLINEをする

151201_blackboyfriend-01_02

週に1度程度であれば、ギリギリセーフですが、それ以上の回数であったりメールの内容次第では、マザコン系の可能性があります。

多くの共通点は、特に用事がなくてもマメにメールのやりとりをすること。母親からは「今日は晴れ!」とか「昨日のドラマ楽しかった」とか「従兄弟のD助くんが大変だ」といったどうでもいいメールが頻繁に送られてきます。

ところが、彼にそんな母親を嫌がる様子はありません。「オレの母親、友達みたいで、いい親でしょ」「うちの親、何でもやってくれるて楽でしょ」と、「いいでしょ」押し。

ブラック彼氏
コンテンツ提供元:毎日新聞出版

堀井亜生/Aoi Horii

司法試験合格後、1年の勤務弁護士を経て、独立開業。2006年フラクタル法律事務所を設立。同代表弁護士として、一般民事、刑事、医療過誤、企業法務、著作権など幅広い分野を取り扱い、多数の企業・病院の顧問を務める。中でも離婚・男女問題の取り扱い実績が多く、「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)のレギュラー出演をはじめ、多数のテレビ出演のほか、著作・寄稿・講演活動も精力的に行っている。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。