高熱が出たときに、インフルエンザと風邪と見分ける「チェックリスト15」
空気が乾燥し、どんどん気温が下がる冬、体調を崩すことも増えてきますよね。中でも特に心配なのは、やはりインフルエンザではないでしょうか。
インフルエンザと風邪は、原因や症状に違いがあるとはいえ、なかなか見分けることは難しいですよね。今の症状がインフルエンザの可能性が高いのか、それとも一般的な風邪である可能性が高いのか、見分けるために重要な15個のポイントを医師がまとめてくれました。
自分の症状がインフルエンザであるかどうか、まずはセルフチェックしてみましょう!
チェックスタート!
□ 熱が38度以上ある
□ だるさがひどくて、勉強や仕事などはとてもできない状態である
□ 身体のあちこちの筋肉や関節が痛い
□ 周囲でインフルエンザと診断された人がいる
□ 今年はインフルエンザワクチンの予防接種を受けていない
□ 咳がある
□ のどの痛みが強い
□ 症状が出たのは突然である
□ 食事が不規則だったり、寝不足気味だ
□ 外から帰ってきて、手洗いを忘れることがたびたびある
□ あまり帰宅時にうがいをする習慣がない
□ 乾燥した部屋の中にいることが多い
□ 頭痛がある
□ ひどい鼻水や、鼻づまりがある
□ 悪寒がひどい
いくつ当てはまったでしょうか?
結果は…
当てはまったものが「8個以上」の方
インフルエンザの可能性【高】
特に全身倦怠感が強く、24時間以内に38度を超える熱が急激に出てしまうケースでは、インフルエンザの可能性が強く疑われます。
インフルエンザはほとんどの場合、数日で解熱し自然に治癒する疾患ですが、やはり体には大きな負担になりますし、お仕事や勉強、家事などで少しでも早く身体を楽にしたいという方には、抗インフルエンザ薬の服用が勧められます。
当てはまったものが「2~7個」の方
インフルエンザの可能性【中】
インフルエンザの可能性はあるといえます。
特に熱が38度以上ある方、悪寒や全身痛が強い方などはその他の症状は経過とともに出現してくる可能性があります。
水分、栄養を十分に取って休養し、悪化を防ぐようにしましょう。体調によっては病院を受診し、インフルエンザの可能性がないか、検査を受けるとよいでしょう。
当てはまったものが「0~1個」の方
インフルエンザの可能性【低】
現時点においてインフルエンザである可能性はあまり高くないといえるでしょう。
ただ、今後、新たに症状が出現する可能性はもちろんありますし、インフルエンザではない一般的な風邪であっても油断は禁物です。室温や、部屋の湿度などにも十分に気を配って、症状が悪化しないように過ごしましょう。
一言アドバイス
寒さと乾燥でインフルエンザが流行しやすい状況となっており、すでにインフルエンザの流行は始まっています。普段からインフルエンザの予防を心がけるとともに、万が一インフルエンザが疑われる症状が出たときにも、慌てずに正しい対処ができるとよいですね。
手洗い、うがい、しっかり習慣化できていますか? 手を洗わなくても、うがいをしなくても、体が強いし大丈夫!などと思って「風邪予防」を怠ってはいませんか? 毎日健康でいるためには、日頃からの意識が大切なのです。まずはしっかり風邪予防ができているか、チェックしてみましょう。▶【風邪予防の習慣】チェック
監修:Doctors Me医師
コンテンツ提供元:Doctors Me