これが、インフルエンザの新しいワクチンです。(無痛)

まさに現在大流行中の、インフルエンザ。

予防接種、毎年受けている人も多いかと思うのですが、皮下注射だから結構痛いですよね。子どもはもちろん、大人でもちょっと億劫になる痛さです。

いつ日本に来てくれるのかはわかりませんが、注射嫌いには朗報。インフルエンザ予防ができる『皮膚パッチ式』のワクチンが開発されました。

0.03インチの極細の針が100本含まれた"microneedle patch"です。

50人中48人が
痛みを感じなかった

microneedle patchは親指のサイズのパッチで、その表面には長さ650マイクロメートル(約0.03インチ)の100本の針が一面に配置されています。ごく微少な針であるため、臨床実験に参加した50人のうち48人は痛みを感じなかったと答えています。

これまでは、こうした皮膚からの薬の投与が難しいとされてきました。堅い角質層に阻まれて、体内に薬の成分が行き届かないからです。

確かに皮膚に貼るだけの薬であればその層に遮られてしまいますが、実際のところ角質層は約10〜20マイクロメートルと人間の髪の毛よりも薄く、その下まで届くような手段を取れば注射と変わらない効果を発揮することができるそうです。

このmicroneedle patchは角質層の下まで到達します。針先には乾燥したインフルエンザワクチンが入っていて、針が皮膚の下で溶けることによって体内にワクチンが行き渡ります。

パッチの針が溶解するまでに必要な時間は約20分間。

その時間が過ぎれば、絆創膏を剥がすようにパッチを外してワクチンの投与は終わりです。

パッチは手首の裏側に貼り付けて利用します。注射に比べて痛みは少ないですが、軽い疼きやくすぐったさ、かゆみを伴う可能性はあるそうです。

しかしこの反応は正常であり、体内にきちんとワクチンが行き届いている証拠でもあります。microneedle patchの臨床実験には100人が参加しましたが、そのうち70人が今後もワクチン投与の際にはこのパッチを利用したいと回答しています。

 

今後の課題としては、より規模の大きい実験を行いmicroneedle patchの精度を更に上げていくことだそうです。

実際に利用できるようになるにはまだ時間がかかりそうですが、予防接種を怖がる子供たちには非常に良い手段になりそうですし、大人としても痛い思いをしなくて良いのはありがたい…!

Licensed material used with permission by Georgia Institute of Technology
 
【TABI LABOのsarahahができました◎】
 
・TABI LABOでこんな記事が読みたい

・こういう記事が好き

・何か聞きたいこと、伝えたいこと
 
などなど、匿名でポチッと受付中です。こちらからどうぞ
他の記事を見る
厚労省の発表によれば2012年時点での認知症患者数は、全国でおよそ462万人。2025年には65歳以上の高齢者、5人に1人が認知症になるとの予測がある。こ...
予防接種などの注射器が必要な場合に、針を使うことなく薬物を投与してくれる「Portal Instruments」。必要な時間はたったの0.4秒なんだとか。
Doctors Me(ドクターズミー)医師、その他専門家「Doctors Me」は、医師、歯科医、栄養士、カウンセラー、薬剤師、獣医などに直接相談できる、...
人々の命を守るワクチン。しかし、すべての国でその重要性が認識されているわけではない。アフガニスタンもそのひとつ。乳児死亡率が世界でも特に高いこの国では、そ...
東京・杉並区の天然温泉特集です。ここは西荻窪や高円寺など、中央線沿いのサブカルタウンがあって、まち歩きが楽しいエリア。今回は、「なごみの湯」「高井戸天然温...
海外旅行は年1、2回だけ。トラベラーを名乗るにはあまりにフツーの旅行好き。武器はゆたかな想像力という名の妄想力!そんな私がいつか泊まろうと心に決めている(...
Doctors Me(ドクターズミー)医師、その他専門家「Doctors Me」は、医師、歯科医、栄養士、カウンセラー、薬剤師、獣医などに直接相談できる、...
2016年2月某日。インフルエンザが流行しているポーランドの首都・ワルシャワに、とある看板が出現しました。コレ、一体なんだと思いますか?実はこの看板、赤外...
Doctors Me(ドクターズミー)医師、その他専門家「Doctors Me」は、医師、歯科医、栄養士、カウンセラー、薬剤師、獣医などに直接相談できる、...
2016年2月1日。「WHO」は、温暖地域を中心に拡がるジカウイルスが、米国で確認された小頭症やギラン・バレー症候群の発症例に強く関連しているとして、緊急...
食堂でも屋台でも夜市でもない、台湾家庭の味を伝える「台湾キッチン かのか」。薬膳鍋がうまい!
Doctors Me(ドクターズミー)医師、その他専門家「Doctors Me」は、医師、歯科医、栄養士、カウンセラー、薬剤師、獣医などに直接相談できる、...
「Vaev」という企業は、使用済みティッシュを販売しています。効果があるのかどうかは分かりません。オススメなんて絶対にしません。だけど、真面目にビジネスを...
「ChatterBaby」は、アメリカのUCLAで研究しているブレーンたちの知識がいっぱい詰まった、赤ちゃんの泣き声を“翻訳”してくれるアプリだ。精度は約...
飛行機で隣になった旅行好きに教えてもらって以来、海外旅行のたびに重宝しているサイトがある。その名も「The Basetrip」。旅に必要な基礎情報が一気に...
このキャンディを食べると虫歯予防になるといいます。
アウトドアアクティビティのひとつとして数えられるまでになった「焚き火」の「着火」に関連する話題&注目のアイテムを厳選してご紹介! 「ファイヤーサイド」「ロ...
糖尿病患者は、血糖値が上がりすぎるのを防ぐために注射を1日に何度も打つことがある。しかし、ノースカロライナ大学が新しく開発したこのパッチなら、皮膚に貼るだ...
Doctors Me(ドクターズミー)医師、その他専門家「Doctors Me」は、医師、歯科医、栄養士、カウンセラー、薬剤師、獣医などに直接相談できる、...
本職はナースで、夜のシフト前の時間をうまく活用し、注射器で絵を描いているKimberly Joy Magbanuaさん。患者さんを含む多くの人の心を魅了し...
血管の位置が分からずに、注射を何度も打たれて“注射嫌い”になった人もいるのではないでしょうか?でも、そんな経験ともオサラバ。これからは、注射の失敗がゼロに...
糖尿病に苦しめられるこどもたちを救うため、楽しく注射ができる夢のようなキットが開発されました。成果を高く評価され、2017年のJames Dyson Aw...
Doctors Me(ドクターズミー)医師、その他専門家「Doctors Me」は、医師、歯科医、栄養士、カウンセラー、薬剤師、獣医などに直接相談できる、...
Doctors Me(ドクターズミー)医師、その他専門家「Doctors Me」は、医師、歯科医、栄養士、カウンセラー、薬剤師、獣医などに直接相談できる、...