ニューヨークに行けば、ワクチン接種が可能になるかも
今、世界中の多くの国や地域で新型コロナに対抗するためのワクチン接種が進められているが、アメリカ・ニューヨーク市で驚きの計画が立てられているようだ。
© NYCMayor/Twitter
5月9日、ニューヨーク市長・Bill de Blasio(ビル・デブラシオ)氏が自身のTwitterで発表した内容はこうだ。
「ニューヨーク市では、住民だけでなく、市を訪れた人々にも新型コロナウイルスのワクチンを提供するつもりです」
ビジネス目的や観光など、パンデミック以前は年間6000万人以上の来訪者を数えていたニューヨーク。
入国制限により海外からの観光客などが激減し、閑散としてしまった街に活気(と経済面での潤い)を与えようと画策したこのアイデア。州議会の承認が得られれば、観光名所などに移動可能なバンを設置し、そこをワクチン接種の会場にする予定とのこと。
ちなみに接種は米国民を対象にしているようだ。
人口の約30%がワクチン接種を完了(5月上旬時点)したとされるアメリカだが、エリアや地域によってその進捗はさまざま。この施策により、ニューヨークにかつてのような人出が戻るのかに注目したい。
Reference: アメリカ ワクチン接種のペース鈍化 接種率向上が課題
Top image: © iStock.com/Pawel Gaul