米・アラスカ州、旅行者に「ワクチン接種」を無償提供
アメリカ・アラスカ州知事のマイク・ダンリービー氏は、4月17日、自身のTwitterで「旅行者に無料で新型コロナのワクチン接種を提供する」と発表した。
© Governor Mike Dunleavy/Twitter
これは、足が遠のいてしまった観光客を、感染拡大を防止しつつ呼び寄せるための施策だという。
本来はアラスカ州に大型のクルーズ船で訪れる旅行者が多いが、新型コロナの影響で去年の夏から運航が中止に。そのため、クルーズ船の代わりに少しでも飛行機を利用する旅行客を増やそうという狙いのようだ。
ちなみに、同州ではワクチン接種を望む住民への対応はすでに済んでおり、その余った分を使用するそうだ。
今のところは6月1日から州内にある4つの国際空港(アンカレッジ、ジュノー、ケチカン、フェアバンクス)で実施する予定。
提供されるのは一定の接種間隔を置くこととされているファイザー製とモデルナ製のワクチンのため、最初の接種をアラスカ州で受け、2回目の接種は地元地域で受けることを勧めている。
この施策によって期待通りの効果が得られるのか、6月以降の旅行者の動向が気になるところだ。
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