ベルリンでは“ある業界”の人たちがワクチンセンターに就労中
現在、多くの国で急ピッチで進められている新型コロナウイルス感染症のワクチン接種。
ある国では、特設会場が構えられたり、医学生がボランティアとして参加したりと、各国がそれぞれの対応で取り組んでいるニュースが連日報道されている。
そんななか、ドイツの首都・ベルリンでは、都市の文化を反映した現象が起きているとのこと。
ベルリンでは、医療スタッフのほかに約1000人ほどがワクチン接種の現場で働いているというが、なんとそのうちの800人ほどがクラブ業界の人々だというのだ。
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テクノミュージックのメッカともいわれているベルリンには、300近いナイトクラブがあり、約9000人の雇用を生み出している。しかしながら、現在、ほとんどのクラブは休業に近い状態にあり、多くの人が職を求めているという。
しかも、今までも大人数を相手にしてきたクラブ業界の人々にとって、ワクチン接種に集まる人々をまとめあげるのは、手慣れた仕事のひとつ。
ワクチンセンターではプレイヤーであるDJたちも働いているようで、動画内では「ベルリンのテクノシーンが一堂に会しているよ」との声も(笑)
この仕事が終わるときが来れば、それはクラブも再開し始めるタイミングなので、一時的な仕事としても丁度いいというわけだ。
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