新型コロナウイルスが付着すると「光る」マスク。開発者自身がコロナ感染、効果を実証

「京都府立大学」がなんと、新型コロナウイルスが付着すると“光るマスク”を開発。

そもそも光るマスクとは、生成能力に優れているというダチョウの抗体をその卵から抽出し、マスクのフィルターに浸透させたもの。

着用した人のつばなどにウイルスが含まれていれば、フィルター内の抗体がそれをキャッチ。こちらも独自開発したという蛍光性のスプレーを吹き掛け、スマートフォンの照明やブラックライトを当てると、それが光る仕組みになっている。

じつは、この技術が開発されたのは今年の夏。実証実験を計画していた最中……なんと開発者の塚本康浩学長が試着していたマスクが光ったのだという。

感染を疑い、すぐに自主隔離生活へ。PCR検査を受けたところ、実際にデルタ株の陽性反応が。幸い、症状は発熱やだるさだけだったが、回復する7日目までマスクは光り続けたそう。

塚本学長以外にも、医療機関から提供を受けた感染者十数人分のマスクが光ることを確認しており、一方で感染していない8人が8時間着用したマスクは光らなかったという。

今後は正式な感染検査キットとしての承認を受け、医療機関でのスクリーニング検査に導入してもらうことを視野に販売も目指しているとか。

近い将来、身近で見かけたり使ったりする機会が出てくるかも？

ダチョウ抗体についてはコチラに詳しく紹介されている。ぜひチェックしてみて。