新型コロナウイルスの感染拡大には「言語」が関係している?

いまだ世界中で猛威を振るい続ける新型コロナウイルス。そんなウイルスの感染拡大には「言語」が関係しているかもしれないという。

ロシアのとある言語学者によると、ある国におけるCOVID-19の症例数は、その国の主要言語における有気音の存在と関連している可能性があるという。

有気音とは、「p」「t」の音のような破裂音を伴う子音のことであるが、そんな有気音が日常的に使われていればいるほど、飛沫による感染が広がりやすいというわけだ。

日本語は、母音と子音の組み合わせが基本である。そのため、唾を飲み込み飛沫も出にくい。だが一方で、英語は子音だけで発音する音も多く、飛沫も出やすく感染が拡大しやすいという仮説だ。

新型コロナウイルスの国別の感染者数を見てみると、国や地域ごとに偏りがあることに気がつく。国の感染対策によるところも大きいだろうが、もしかしたら人々の話す言葉が影響しているのかもしれないと考えると非常に興味深い。

これからさらに進めていくという研究に要注目だ。

Top image: © iStock.com/suteishi, iStock.com/ulimi
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。