MITとハーバード大が協力!コロナ感染の「検査マスク」を開発
マサチューセッツ工科大(MIT)とハーバード大学の研究者らが共同で、新型コロナウイルスの感染を診断できる新しいフェイスマスクを開発したことを発表。
内部に小さな使い捨てセンサーが取り付けられたこのマスクは、約90分以内に新型コロナウイルス感染の有無を確認できる。
結果が出るまで3〜6時間程かかるPCR検査と同じ精度の検出率であり、高い実用性を持っていると期待が寄せられているようだ。
センサー内部に使用されているのは、凍結乾燥(フリーズドライ)されたタンパク質分子。マスク着用後に、カプセルに入った水を利用して活性化させることで、診断が開始する仕組みだ。
また色が変化することで結果を知らせる紙センサーは、マスクの内側に付けられており、プライバシーの配慮を行なっているという。
プレスリリースにもあるように、この技術は、もともとエボラ出血熱やジカ熱などのウイルスを検出するために研究されていたもの。つまり、他のウイルスに対するセンサーに応用することも容易で、マスク以外のアイテムに搭載する可能性も考えられている。
さまざまな検査方法が発明されるなかで、場所やタイミングの特性にあった方法が選択できるようになれば、とても便利になるのではないだろうか。
Top image: © Felice Frankel and MIT News Office.