「口パクで音声入力」できるマスクが登場！認識の精度は意外と高い……

新型コロナウイルス感染症の拡大で、すっかり必需品となったマスク。

それが、進化を遂げようとしている——。

東京大学と産業技術総合研究所の研究チームが開発したのは、口パクで音声入力ができるマスク「E-MASK」。

なんと、マスクに内臓されたセンサーが口パクをしたときの変形具合を読み取って、音声入力をするらしい。

実際にAlexaを使って21個の操作コマンドを試したところ、その精度は座った状態で84.4％・歩行時は79.1％とのこと。

これ、なかなか高いと言えるのでは？

仕組みとしては、マスクに8つのポケットを作り、そこに形状変化を計測する"ひずみセンサー"を挿入するとのこと。

現状では、センサーが読み取ったデータを測定するためのボックスを首から下げて使うが、今後はチップにしてマスクにセットできるようにするらしい。

このマスクが実用化されれば、電車の中や静かなオフィスなど、音声を発しにくい環境下で活躍するに違いない——。