傷口を「電気」で刺激して回復を促進する「スマート絆創膏」を開発!
肩こりや腰痛などの治療に使われる電気。じつは、「傷」にも効果的のようだ——。
傷口を電気で刺激すると、回復が促進されるとのこと。加えて、「Selenop」や「Apoe」など、再生を司る遺伝子を活性化させる効果もあるんだとか。
そんな電気を傷の治療に活かすべく、「スタンフォード大学(Stanford University)」は「スマート絆創膏(Smart bandages)」を開発。傷口に電気を流し、回復を促進するという。
© NatureBiotech/Twitter
この絆創膏にはセンサーが取り付けられていて、リアルタイムかつワイヤレスで傷の状態をチェックできる。傷の具合から適切な電気刺激レベルを判断して、電気治療を行うんだそう。
ちなみに、マウスに「スマート絆創膏」を貼って実験したところ、傷の回復ペースは何も処置をしなかったマウスより25%も早かったらしい。また、再生を促進する遺伝子の活性化も確認できたという。
人間用の登場が待ち遠しい——。
Reference: Wireless smart bandage promotes faster closure of wounds, enhances skin recovery, Wireless, closed-loop, smart bandage with integrated sensors and stimulators for advanced wound care and accelerated healing
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