看護師が「COVIDワクチン容器」で作ったシャンデリア

ろうそく、電球、灯台……太陽が沈んだあとの暗闇を照らすのは、いつも人々が作り上げた光だった。

先の見えないパンデミックさえも照らしてくれそうなシャンデリア「Light of Appreciation(感謝の光/真価を認める光)」をご紹介しよう。

© bouldercountypublichealth/Facebook

製作者は、米コロラド州でCOVIDワクチン接種に志願した元看護師のLaura Weissさん。

きっかけは、今年2月から6月にかけて、のべ1万7000人以上にワクチンを接種するなかで、大量に並べられた空き瓶の美しさに目が止まったこと。

「ワクチン接種やCOVID治療のために尽力する医療従事者を称えたい」「私たちがやっていることに光を当てたい」という気持ちに突き動かされて、高さ約1.2メートル、幅約0.9メートルの大作を、約3週間かけて製作したそうだ。

まずは歯科用ドリルを使って、モデルナ社製の空き瓶217本と、Johnson&Johnson社製の小瓶12本ひとつひとつに穴を開けて掃除。それから、20ドルで購入した古いシャンデリアのフレームを修理しながら、クリスタルと一緒に取り付けた。

「npr」のインタビューにWeissさんはこうコメントを残している。

誰もが明るい未来を求めている今、明快で、透明で、キラキラとしたシャンデリアの光が、希望をもたらしてくれますように」。

ワクチン接種は個々人の自由だが、今できる精一杯のやり方で、この暗闇を切り抜けていこう。いつかまた、終息宣言というシャンデリアの下で乾杯できる日まで。

Top image: © Numstocker/Shutterstock.com
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