「なりたい職業1位」は?子どもの「将来の夢」にまつわるアンケート結果
学習塾「スクールIE」などを運営している「やる気スイッチグループ」が、将来なりたい職業や夢に関するアンケートを実施。
同グループのスクールに通う未熟学児〜高校3年生の生徒580人とその保護者から寄せられた結果がこのほど公表された。
まず、「将来なりたい職業や夢がある」と答えた生徒は全体の83.4%。新型コロナウイルス感染拡大前は49.9%で、約3割の増加傾向に。
その内訳は、未就学児が66.0%、小学生72.8%、中学生52.4%、高校生75.6%。中学生になると一旦減り、高校生になると上がる様子が見られ、学年別でもっとも高いのは高校3年生、次いで小学2年生という結果に。
なりたい職業でもっとも多かったのは医者や看護師、薬剤師などの「医療従事者」。次いで「教育関係」「保安職」「エンターテインメント系」との回答だった。
なお、その職業に出会ったきっかけは、YouTubeなど動画、写真投稿サイトがもっとも多く、次いでアニメ、映画、ドラマ、小説、そしてテレビ番組やニュースなど。
夢を抱く子どもが増えた、そのきっかけは実体験よりも間接的な体験であるケースが多いとは。これもコロナ禍ならではの現象だろうか。
また、将来なりたい職業や夢とは別に「友だちに負けないところはありますか?それはどんなことですか?」と質問したところ、その49.8%が具体的に回答。
「自分のここが好き」と説明したのは77.8%であった。
と同時に、保護者に「お子さまの自己肯定感を育むために実践されていることはありますか?(複数回答)」と質問したところ、全体の94.7%が実践している内容を回答。
多く寄せられた順に並べると「子どもの話をよく聞くようにしている」「褒めることを心がけている」「子どもの意見を尊重するようにしている」。
「友だちに負けないことがある」と回答した子どもの保護者はいずれもの実践率が高く、一方で「友だちに負けないことがない」と回答した子どもの保護者は実践していない割合が高かったそう。
話をよく聞く、褒める、意見を尊重する......。大人だって嬉しいのだから、子どもであればなおのこと。人格形成に強く影響するのは当然といえるだろう。
……といったアンケート結果、もっと詳しく知りたい方はこちらからチェックを。
『やる気スイッチグループ「子どもが将来なりたい職業や将来の夢に関する親子アンケート」』
【調査方法】インターネット調査
【調査期間】2021年11月26日(金)~28日(日)
【調査対象】未就学児〜高校3年生の生徒580名とその保護者