【こんな仕事があったのか】時代と共に世界から消えた「9つの職業」
時代が進むに連れて、必要とされなくなっていく職業がある。世界の歴史を紐解くと「こんな仕事が昔はあったんだ!」と驚くものがたくさんあった。ここでは、世界から消えていった知られざる仕事の種類を振り返って紹介したい。
あなたの知ってる職業、一体いくつあるだろうか?
世界から消えていった職業たち
■1 ボーリングのピンのセット係
ボーリングが自動化する以前、倒れたピンの並べ替えや集計は全て人の手で行われていた。1900年代半ばに自動式のピンセッターマシンが導入するまではピンセッターと呼ばれる職業が存在していたようだ。
■2 目覚まし係(Knocker-uppers)
目覚まし時計が登場する前に存在した職業。その内容は、「ドアや窓を叩いて、依頼主を起こす」という荒っぽいもの。
■3 ネズミハンター(Ratcatchers)
ヨーロッパでは、プロのネズミハンターが存在していた。その過剰な繁殖を防ぎ、感染症から国民を守るためのかなり危険な仕事だったようだ。
■4 街頭のランプライター(Lamp Lighter)
今でも存在はしているらしい、しかし相当にレアな職業と化してしまっているようだ。電力が普及する前には、実際に人の手でその明かりが灯されていたようだ。
■5 牛乳配達員(Milk man)
以前は新鮮で冷たい牛乳を各家庭に運んでくれる「牛乳屋さん」が多くの家庭に訪れていたようだ。
■6 ログドライバー(Log Driver)
写真だけでは伝わりづらいかも。「川に丸太を流し、それを目的地まで運搬する」職業だそう。以前は日本にもあったようで、トラックなどの運搬車両ができる前はこうやって川に流して運んでいたという。すごい!
■7 電話交換手(Switchboard operator)
電話はもともと直通ではなかった。電話を掛けると、まず電話交換手に繋がる。すると交換手が回線を手動で繋げていたのだ。直通で繋がる現在のような電話が登場した時、人々はその技術進歩に驚いたという。
■8 死体発掘人(Resurrectionist)
19世紀頃、大学の研究に使用する人体を手に入れる為、墓場から死体を発掘する職業が存在したようだ。
■9 人間レーダー(Acoustic Rader)
センサーによってレーダー探知できるようになる前の時代、戦争では「人間の聴力でミサイルの音を感知する」という超アナログな方法で攻撃を察知していた模様。果たして、間に合ったのだろうか…?
消えていった職業は決して少なくない。自動改札機が生まれる前には鉄道改札員という「切符切り」の仕事があった。携帯電話が普及する前、「ポケベル」が流行した時代には「ポケベル・ガール」なる音声ガイダンスの仕事があったのだ。
歴史を振り返ると、今となっては想像もできないような珍しい職業がもっとたくさんあったのかもしれない。