貧困問題への画期的アプローチ。米国初の低所得者学生向けプログラム

世界各国で深刻化する貧困問題に関して、今、注目されているプログラムがある。

アメリカ・アラバマ州で始まった「Build Up」は、米国初となる低所得学生向けのコミュニティ再生プログラムだ。

8年生以降から参加可能なこのプログラムは、学生たちが週に2日ほど、有給で家の建設、改装方法を労働を通して学ぶというもの。

学生たちは、お金を受け取るだけでなく、同時に金融スキルに関しても知識を得て、社会に出るまえに準備ができるという。

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そして、すべての過程を修了した際には、高校の卒業証書準学士号をもらえるほか、地元にある不動産まで取得することができる。

卒業生は、収入の安定した豊かな人生を歩むことができるというわけだ。

また、このプログラムが素晴らしいのは、個人にとってだけでなく、コミュニティの発展をも促進する長期的なプランであるということ。

それぞれが地元にある荒廃した家を改装するため、コミュニティの活性化につながり、若者を結束させるためのセーフティネットとして機能するのだ。

同プログラムには、現在、70人以上の若者が参加しているとのこと。

次世代のリーダーとして、地域コミュニティを牽引する存在が誕生するかもしれない、未来を見据えたプロジェクトといえるだろう。

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