コロナ禍で、女性の生き方は「多様化」したのかもしれない【調査結果】
世界で重要性が訴えられている、女性のエンパワーメント。日本では、コロナ禍を機に女性たちのキャリアプランやライフプランに変化が生まれたようだ。
「女性の働き方研究所」は、30〜60代の女性300人を対象に「コロナ禍で挑戦したこと」「2023年に叶えたいこと」を調査した。
まず、「コロナ禍で挑戦したこと」に対する回答は、「資格取得・学び」が21.4%でトップ。続いて、「起業・複業」が14.7%、「運動・美容」が14.4%だった。
©株式会社アズルート
「資格取得・学び」の具体的な内容は、外国語の勉強やセミナーへの参加、投資など。「起業・複業」については、オンライン起業や講座開講などの回答が見られた。
次に、「2023年に叶えたいこと」で最も多かった回答は、18.9%で「経済力アップ」。2位は「体を鍛える」で12.5%、3位は「家族時間の充実」で11%、4位は「起業・複業」で10.7%だった。
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どちらの質問に対しても「起業・複業」の回答が多かったことや、資格取得の意志の高さから、コロナ禍を機にキャリアプランの意識に変化が生まれたようだ。
また、投資や経済力アップ、貯金を意識する人も多く、自立したライフプランを思い描く女性が増えてきているのかもしれない。
キャリア以外では、美容や健康への関心が高かった。ほかには「家族時間」や「趣味の時間」の充実、「SNS・オンラインコミュニティ」へのチャレンジなど、プライベートの時間を有意義にしようとする声も多く見られた。
専業主婦でも仕事と家庭の両立でもないより多様化した女性の生き方が、生まれつつあるのかもしれない。
「調査概要」
【調査対象】30~60代の全国の女性
【調査期間】2022年12月1日~12月31日
【調査方法】インターネットによる任意回答
【有効回答数】307人
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