約75%の女性は「生理のストレス」がなければ仕事のパフォーマンスが向上することが明らかに
生理のストレスは、どれほど仕事に影響を与えているのか?
「MONA company」が、20〜40代の働く女性600人を対象に『MOLARA調べ 生理のストレスと仕事のパフォーマンス』と題したインターネット調査を実施。
同社は、「新たな選択肢が人生を豊かにする」というミッションの下、女性の社会活躍支援のために月経ディスク「MOLARA(モララ)」を企画販売しているフェムテック企業だ。
女性の労働を考える上で肝となる生の声を集めたこの調査が、性別を超えた労働環境を整えるヒントを与えてくれるかもしれない。
最初の問いは「生理のストレスが無くなれば、あなたの仕事のパフォーマンスは向上するか」。
対象者のうち「とても向上する」と回答したのは29.8%、「少し向上する」が45.0%、「あまり変わらない」が25.2%であった。
つまり、働く女性の約75%が、生理のストレスが無くなれば仕事においてより力を発揮できると感じているということになる。多くの人のワークライフに影響を与えていることが分かるだろう。
さらに、半数近い女性が、生理のストレスがなくなることで「より高いパフォーマンスを発揮できる」と考えていることも明らかに。
一方で、「仕事において生理のストレスを感じたことはあるか」に対しては、74%の回答者が「ある」と回答。
実際に業務中にストレスを感じ、その影響が仕事に響いている女性は多いことが分かる。
さらに注目したいのが、生理ストレスを感じると答えた対象者に「どんなストレスを感じているか」を尋ねた結果、6つの典型例が見つかったこと。
1.意味もなくイライラする
2.生理痛(腰痛、腹痛)で集中できない
3.ナプキンから横漏れしてないか?
4.トイレに行けない・仕事中にナプキンを交換できない
5.匂いが気になる
6.倦怠感、眠気、怠さ
やはり経血の漏れやそれに付随した職場環境に関するストレスが多く挙げられた。仕事中、トイレに行くために何度も席を外せる人は多くないかもしれない。
こうした女性の声を真摯に受け止めて、理解あるアプローチを取ることの重要性は必然。MONA company代表の向井氏は、その改善策として同社の月経ディスク「MOLARA」を勧めている。
彼女によると、MOLARAは膣の奥で経血を受け止めるため、臭いが漏れない。また、3時間おきに交換が必要なナプキンとは違い、12時間も使い続けることができるそうだ。
こうした新たな選択肢は、働く女性たちのストレスを減らし、人生を豊かにしてくれるかもしれない。MONAの取り組みが、未来的な“性別に縛られない労働環境”を考えるきっかけとなることを願いたい。