「実家の近くに住みたい」、UIターンを希望する学生が増加
UIターンを希望する学生がどうやら増えているようだ。
就活サイト・あさがくナビを運営する「株式会社学情」が、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象におこなったアンケート調査で明らかに。
「UIターンや地方での就職を希望しますか?」。これに「はい」と答えたのは36.7%で、「いいえ」と答えたのは63.3%。コロナ禍初期の2020年6月に実施したアンケートと比較すると、「はい」の回答者は14.9ポイント増加したという。
では、「UIターンや地方での就職を希望する理由」は?
上位3つに選ばれたのは「家族と一緒に暮らしたいから(44.7%)」「地元に貢献する仕事をしたいと思ったから(42.6%)」、「都市部よりも地方のほうが住みやすいから(36.2%)」。
また、「UIターンで希望する勤務地」を聞いたところ、これは1位が「出身の都道府県(72.3%)」、2位が「出身地の都道府県に近く、求人の多い県(36.2%)」、3位は同率で「魅力的な求人のある地域(19.1%)」「首都圏へのアクセスが良い地域(19.1%)」というランキングに。
新型コロナウイルス感染拡大、度重なる自然災害、ゆらぎ続ける政治経済……そんな不安定な社会下で育ち、安定志向が強いといわれるZ世代。その特徴がうかがえる結果とも言えるのではないだろうか。
<調査概要>
【調査期間】2024年1月10日~2024年1月24日
【調査機関】株式会社学情
【調査対象】あさがくナビ2025(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)へのサイト来訪者
【有効回答数】384件
【調査方法】Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合あります。
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