温活ドリンクの新常識。いま「サユナー」が急増するワケ

「冷えは万病のもと」とは、古くからよく言われる教え。現在では、健康や美容に関心の高い人々の間で、体を温める温活が注目されている。 なかでも、手軽に始められる健康法として人気を集めているのが「白湯」だ。

©アサヒ飲料

「アサヒ飲料株式会社」が2024年12月に行った「冷え性と温活ドリンクに関するアンケート調査」によると、温活ドリンクのトップに支持されたのは「お湯(白湯)」(48.8%)。 定番の「味噌汁」(46.1%)や「コーヒー」(43.2%)を抑えての1位だった。「お湯(白湯)」は特に20代で54%と高い結果に。

「隠れ冷え性」が急増中
その意外な正体とは?

同調査で明らかになったのは、冷え性に悩む人が増加傾向にあるということ。 回答者の約6割が、冷え性を感じた経験があると回答している。注目すべきは、20代男性の約半数(49.5%)が冷え性を自覚している点。「冷え性=女性特有のもの」というイメージは、もはや過去のものとなりつつあるのかもしれない。

食生活の乱れや運動不足、ストレス社会の影響など、現代人のライフスタイルは、知らず知らずのうちに体を冷やす要因にあふれている。自覚症状がなくても、じつは「隠れ冷え性」になっている可能性も。

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進化する「サユナー」事情

白湯を生活に取り入れる「サユナー」と呼ばれる人々が増えている。彼らは、ただ白湯を飲むだけでなく、その効果を最大限に引き出す方法を日々研究しているようだ。

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「サユナー」の約半数は、5年前と比較して白湯を飲む量が「増加してる」と回答。朝起きた時や寝る前はもちろんのこと、仕事中リラックスタイムなど、さまざまなシーンで白湯を飲用しているようだ。体に優しく、無理なく続けられる点が、忙しい現代人にマッチしたのだろう。

InstagramなどのSNSでは、「#サユナー」のハッシュタグと共に、こだわりの白湯の飲み方やアレンジレシピをシェアする様子も見られる。

白湯が選ばれる理由
シンプルなのに奥深い魅力

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白湯の魅力は、そのシンプルさにある。 特別な道具や材料は一切不要。水道水を沸騰させるだけで完成する手軽さが、多くの人々に支持されている理由だろう。

しかし、白湯の魅力は、その手軽さだけではない。 体の内側から温める効果はもちろんのこと、美容やリラックス効果、睡眠の質向上など、さまざまな目的から白湯を口にちているサユナーたちの存在が明らかになった。

白湯は、体の芯から温めてくれるので、冷え性改善だけでなく、基礎代謝アップや免疫力向上も期待できる。心身のリラックスへとアプローチしてくれる飲料として、ストレス社会を生き抜く現代人にとって、心強い味方になってくれそうだ。

調査概要

【調査名称】冷え性と温活ドリンクに関するアンケート調査
【調査方法】インターネット調査
【調査期間】2024年11月6日(水)~8日(金)
【調査対象】20代から50代の男女
【調査人数】1,600名

👀GenZ’s eye👀

近年SNSで人気のコンテンツ「GRWM(ゲットレディウィズミー)」。朝、支度する様子をSNSに投稿し、「一緒に朝の常備をしよう」といったコンテンツなのだが、そこでも多くの人が、朝起きてはじめに「白湯」を飲んでいるのを目にする機会が多い。

多くの人が「白湯」の効果を実感し、日々のなかに取り入れている。お湯を飲むことに抵抗を感じる人もいるが、その一歩が踏み出せるかで、自身のコンディションが左右してくるのかもしれない。

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