【Z世代セルフケア白書2025】Z世代の半数以上が「セルフケア」を実践。一方、SNS依存により誤情報への接触率はミドル世代の1.5倍に

第一三共ヘルスケアが、Z世代(20代以下)とミドル世代(30〜50代)のセルフケアに関する意識調査を基にした『Z世代セルフケア白書2025』を発表した。

この調査からは、SNSを通じて健康情報を収集するZ世代のリアルな姿と、そこに潜むリスクが浮かび上がってきた。

SNSを情報源とするZ世代、ミドル世代との世代差も

セルフケアに関する情報収集の方法を尋ねたところ、Z世代では「SNS」(38.4%)が3位にランクイン。これはミドル世代(16.4%)の2倍以上にあたり、情報収集におけるSNSへの依存度の高さが際立った。

信頼している情報源についても、「インフルエンサー動画やSNS投稿」を信頼するZ世代は17.4%と、ミドル世代(7.5%)の2倍以上。

さらに、「いいね・シェア数や再生回数の多いSNS投稿」、いわゆる“バズった投稿”を信頼する割合は14.7%で、ミドル世代(3.5%)の約4倍に達した。

© 第一三共ヘルスケア株式会社
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誤情報への接触率はミドル世代の1.5倍

SNSへの高い信頼度は、一方でリスクも伴うようだ。

健康に関する誤情報に接した経験があるかという問いに対し、「ある」と回答した割合は、ミドル世代が24.7%だったのに対し、Z世代は35.5%と約1.5倍に。

Z世代は、情報収集の利便性と引き換えに、誤情報に接触する機会も増えている実態が浮き彫りになった。

© 第一三共ヘルスケア株式会社

セルフケア実践率はZ世代がやや高い傾向。
「推し」の存在も影響か

セルフケアの実践度については、Z世代の半数以上(52.4%)が「実践できている」と回答し、ミドル世代(44.9%)をやや上回った。

しかし、実践できていない理由としては、両世代ともに「何をすればいいか分からない」(38.6%)が最多となり、セルフケアへの関心はありつつも、具体的な行動に移せていない層が存在することが示唆された。

© 第一三共ヘルスケア株式会社
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また、コラムとして紹介された調査では、Z世代の6割超に“推し”がおり、そのうち約9割が「推し活」によるセルフケア効果を実感しているという興味深い結果も報告されている。

© 第一三共ヘルスケア株式会社
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<調査概要>

調査主体:第一三共ヘルスケア株式会社(調査実施機関:株式会社インテージ)

調査名称:「Z世代セルフケア白書2025」調査

調査対象:全国の15~59歳までの男女1,043名

調査方法:インターネット調査

調査期間:2025年9月5〜10日

※本リリース内では、20代以下の男女を「Z世代」、30代〜50代男女を「ミドル世代」として集計・比較しています。

 ※グラフの構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります

Top image: © iStock.com / maruco
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