今、若者の恋愛では”駆け引き”より「セルフケア」できる人が爆モテする!
今の時代、恋の駆け引きは逆効果かもしれない──。
出会い系アプリ「Tinder」の調査によると、Z世代の恋愛は、ミレニアル世代に比べて複雑ではないことが明らかになったという。
調査によると、Z世代のシングルはパートナーを探す際にセルフケアとメンタルヘルスを優先し、「信頼性・オープンさ・心の健康」を重視していることがわかった。
ミレニアル世代(33歳から38歳の回答者)の4人に3人が、"駆け引き"、"複雑なシグナル"などのマインド・ゲームを若いころによくやっていたと認めている。それとは反対に、Z世代は恋愛において駆け引きは不要なようだ。
「Z世代は、自己愛や自己実現を第一に考慮し、志向性や透明性といった資質を優先する層です」と、Tinderのアジア太平洋地域コミュニケーション担当副社長Papri Dev氏は『South China Morning Post』の取材に答えた。
18歳から25歳の80%の回答者が恋愛においてにセルフケアを最優先に考え、79%はパートナーも同じような価値観を持っていることを望んでいるとのこと。
この調査は、今年1月と2月に交際に積極的なシングルであるZ世代の4000人と、4月にミレニアル世代の独身4000人を対象に、アメリカ、英国、カナダ、オーストラリアで実施されたもの。
Dev氏は「セラピーに通い、自信や過去のトラウマ、癒しに取り組むことは、今やパートナー候補にアピールできることであり、若い独身者の75%近くが、精神的な健康に前向きである、あるいはすでに取り組んでいる相手であれば、より魅力的に感じると答えている」と述べている。
別のデートアプリである「Coffee Meets Bagel」の共同創設者兼最高デートオフィサーであるDawoon Kang氏も、この傾向を認めている。
彼女は、Z世代は出会い系アプリを「表面的な交流のためのプラットフォーム」ではなく、恋愛のゴールを共有する志を同じくする個人とつながるためのツールとして捉えているという。
「この傾向は、恋愛の追求において効率性、信頼性、意味のあるつながりを重視する世代であることを示している」とKang氏。
Z世代は相手を惑わせたり、複雑なシグナルを送ったりするような心理ゲームを避け、自己愛と自己実現を優先する。恋愛における価値観だけでなく、そのテクニックもまたZ世代特有のものがあるということか。
恋愛はハラハラドキドキ刺激のあるものから、自分の心に余裕を持ってするものになっている。
この変化は、より恋愛をヘルシーなものにするいい意味でのアップデートだと言えるかもしれません。
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