ウクライナ、医療用大麻を合法化する法案を可決

ロシアとの戦争が続いているウクライナで、医療用大麻が合法化。兵士や市民の心的外傷後ストレス障害(PTSD)のケアが目的とのこと。

ロシアの侵攻によりウクライナでは多数の死傷者が出ており、精神的な苦難を抱えている人は多い。その状況を踏まえ、ウクライナ政府は医療用大麻に潜在的なメリットがあると判断したようだ。

なお、合法化されたのは医療用、産業用、研究用の大麻で、娯楽用としての大麻は違法とのこと。合法とみなされる大麻も厳しく規制され、国家警察の監視のもと、認可された事業者のみが取り扱えるという。患者が医療用大麻を入手するには、電子処方箋が必要なんだそう。

ちなみに、この法案はロシアがウクライナ侵攻を始める前に提出されていたらしい。ウクライナ政府は戦争が国民や軍に及ぼす影響を考慮し、迅速に対応することになった様子。

医療用大麻の合法化には賛否両論あるかもしれないが、今回の法案可決により少しでも多くの人が救われることを願うばかりだ。

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