【5年前と比較】男性の「スキンケア」に対する意識変化が興味深い!
街を歩けば、美容クリニックの広告が目に飛び込んでくる。男性向けコスメコーナーも拡大傾向にあり、男性にとって美容はなんら特別なことではない。「美容男子」という言葉も定着してきたほどだ。
では、実際のところ男性の美容意識はどれほど変化し、社会に浸透しているのだろうか……?
「毎日スキンケア」は当たり前の習慣に
男性専門の総合美容医療を提供する「ゴリラクリニック」が昨年末におこなった「世代別:男性の美容意識調査」によると、普段から化粧水を使用する男性は53.1%に。
5年前の同調査では32.7%だったことから、約20%増加しており、半数以上の男性がスキンケアを日常的に行っていることが明らかになった。"男性だからスキンケアは不要"という固定概念は、過去のものとなりつつあるようだ。
贈り物に美容家電
ギフトにも変化の兆し
同調査では、贈り物として「メンズ美容(施術やコスメなど)」をプレゼントされたら嬉しいと感じるか、という問いに対して、約7割(69.6%)の男性が「嬉しい」と回答している点も見逃せない。
従来、女性への贈り物として定番とされてきた美容関連アイテムだが、男性へのギフトとしても受け入れられつつあるようだ。
近年は、男性向けのギフトとして美容家電やメンズコスメを提案する特集記事や広告も増えている。
誕生日やバレンタインにパートナーにメンズコスメを贈ったり、父の日には父親に頭皮ケア家電をプレゼントしたりするなど、男性への美容関連ギフトは今後ますます一般的になっていくかもしれない。
「自分への投資」として進化するメンズ美容
ゴリラクリニックの来院患者のデータを見てみると、2018年以降、40代以上の患者数が顕著に増加傾向にある。 これは、経済的に余裕のあるミドル・シニア世代において、自己投資として美容に意識を向ける男性が増加していることを示唆していると言えるだろう。
美容医療やスキンケアは、見た目を若々しく保つだけでなく、自信や活力を向上させる効果も期待できる。 仕事やプライベートでより良いパフォーマンスを発揮するために、自分自身に投資する手段として、美容を選択肢に入れる男性が増えているのかもしれない。
男性美容市場を動かすキーワード
近年のメンズ美容ブームの背景には、ジェンダーレス化や多様性の広がりが挙げられる。従来の固定概念にとらわれず、個性を表現する手段として美容が注目されているのだ。
また、環境問題への意識の高まりから、サステナビリティを重視したメンズコスメブランドも続々と登場している。 オーガニック成分やリサイクル素材を使用した商品を選ぶなど、環境に配慮しながら自分磨きを楽しむ男性も増えているようだ。
男性美容は、見た目を変えるためだけのものではない。自信や活力を得て、より自分らしく人生を楽しむための手段なのだ……!
👀GenZ’s eye👀
自分の周りは、化粧水や乳液といった基本的なものはみんな使用してる。
病院に行って、医師の処方箋を必要とする肌の薬を使っている友達もいるし。その人いわく、市販薬よりも効き目が強くて、保険適用であれば比較的安価なんだって。