泊まって良し。食べても良し。海外人気都市の「美味しいホテル」をちょっとだけ!
滞在先に到着したら、街の美味しいお店で食事をするのが醍醐味の一つかもしれません。でも、最初から美味しい料理が楽しめるホテルを予約するのもアリ!
ここでは「Tablet Hotels」がまとめた「美味しいホテル」を紹介。
ホテルとレストランは、どちらもホスピタリティ業界を代表するビジネスですが、その2つが上手にマッチすると、当然ながら素晴らしいスポットが出来上がるわけです。
そもそも一番最初のレストランは、店内の奥や上の階を宿として提供していたわけだし、今でもトップクラスのホテル内にトップクラスのレストランが入っていることも珍しくありません。郊外の農家に併設された宿や、ワイナリーのあるオーベルジュなども魅力だけれど、ここでは、人気都市ニューヨーク、パリ、ロンドンで評判の、美味しいレストランのあるホテルを紹介します。
【ニューヨーク】
ニューヨークで成功すればどこに行っても大丈夫、とはよく言ったもの。ホテルに関しても、レストランに関しても、この街に集まるのはやっぱりどれもトップクラス。チョイスには困りません。その中でも、とくにTabletスタッフが愛用しているお店&ホテルはコチラ。
THE NOMAD RESTAURANT AT THE NOMAD HOTEL
世界屈指のトップ・ミシュランレストラン、“イレブン・マディソンパーク(Eleven Madison Park)”を手がけるディレクター&シェフ二人組が仕掛けた店とあれば、期待は裏切りません。
ここ“ノマド・レストラン(Nomad Restaurant)”では、空間こそベルエポック風でグラマラスな雰囲気。スーツ姿の事業家が多く集まるイレブン・マディソンよりも、客層も若干カジュアルだけれど、味に妥協はないので心配は無用。フォアグラと黒トリュフを詰めたチキンの丸焼きをはじめ、エレガントなメニューが用意されています。
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DIRTY FRENCH AT THE LUDLOW HOTEL
“ダーティー・フレンチ(Dirty French)”なんて、ちょっとドキッとするネーミングの「ルドロー・ホテル」内のレストラン。ダウンタウンの若手グルメシーンを成功させてきたチームが手がけたとあって、大胆なスタンス。
壁に描かれた巨大なフランス国旗は、ジュリアン・シュナベル直筆です。スタイリッシュなスタッフの制服に、ボヘミアンビストロ的な空間、そして評判を裏切らないメニューが揃ったとあれば、なかなか予約の取れないのも納得です。
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FUKU+ AT CHAMBERS
近頃ニューヨークのグルメというと、ダウンタウン〜ブルックリンの店が話題になることが多いけれど、ミッドタウンだって捨てたものではありません。例えば、デイビッド・チャン(David Chang)が手がける、ほっぺたが落ちるほど美味なフライドチキンサンドを狙って、「チャンバーズ」ホテルへ。
“フク・プラス(Fuku+)”ではスパイスを効かせたメニューと、グループ向けの料理パッケージも用意。小皿料理を分けて楽しむなら“マ・ペッシュ(Má Pêche)”、食後のスイーツには“ミルクバー(Milk Bar)”に立ち寄るのもお忘れなく。
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NARCISSA AT THE STANDARD EAST VILLAGE
野菜を手にすると、錬金術とでも呼ぶべき調理技でほかにない見事な料理を生み出すシェフ、ジョン・フレイザー(John Fraser)。彼が指揮する“ナルシッサ(Narcissa)”に誘われて、こちら、イーストビレッジの「ザ・スタンダード」を選ぶ人も少なくありません。
一番人気はなんと言っても、ビーフ・ウェリントンならぬ、“キャロット・ウェリントン(Carrots Wellington)” 。これさえあればベジタリアンになれるかも、なんて思えるほど深い味わいです。ほかにも、近郊産食材をカリフォルニアンスタイルで仕上げたメニューには、肉食派もベジタリアンも大喜びのアイテムが揃っています。
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【パリ】
パリの食の文化は、ご存知の通り、ちょっと特別。そして、それはホテル文化に関しても同様です。ほかの世界都市とはちょっと違って、超高級ホテルでないと、なかなか立派なダイニングオプションが付いていることはありません。
私たちのお気に入りのホテルの中にも、食事施設はまったくない、というケースは多数。そんな街だからこそ、次の4軒はとってもスペシャルな存在と言えましょう。
RESTAURANT LE MEURICEAT HÔTEL LE MEURICE
これまで数々の皇族や貴族が訪れてきた歴史あるホテルとあれば、館内レストランは超本格高級店であることは、言うまでもないでしょう。糊の利いた白いテーブルクロスに純銀のトレー、かしこまったウエイターと、そのサービス…。
この高級感は、ヴェルサイユ宮殿並みと言ってもいいかもしれません。ミシュラン3つ星付きで、元々アラン・デュカスが厨房を指揮していたと聞けば、どんなに舌の肥えた人でも心配なく訪れられるはず。もちろん、予約はパリ行きが決まったらすぐご手配ください。
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LE RESTAURANTAT L’HÔTEL
一方、こちらは予約なしでも入れるチャンスがあるお店。現在キッチンを仕切るのは、2008年にこのレストランがミシュラン星付きとなった当時、副料理長を務めていたジュリアン・モンバビュー(Julien Montbabut)。
今や一流のベテランとなった彼が手がけるのは、生粋のフランス料理。だけれど、21世紀らしいグルメトレンドを上手に取り入れた彼のメニューは、新鮮なまでに口当たり軽やかで、見た目も近代的。デザートもとっても評判高いから、お腹の具合をちゃんと調整して足を運びましょう。
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RESTAURANT EDGARAT HÔTEL EDGAR
お洒落度の高いリトル・エジプト地区の人気店、“レストラン・エドガー(Restaurant Edgar)”。グザヴィエ・ティエリー(Xavier Thiéry)と彼のチームが提供するのは、シーフードを中心とした、創造力を感じさせるメニュー。
ここでは、美味しいもの好きはもちろん、デザイン中毒者も気分盛り上がること間違いなし。銅のディテールや、ヴィンテージの布貼り家具、レトロな写真といったアクセントが施された空間は、もともと生地工場だったのだそう。広々としたテラス席からは、ピープルウォッチングもじっくり楽しめます。
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SHANG PALACEAT SHANGRI-LA HÔTEL
PARIS高級ホテルチェーン「シャングリラ・ホテル」だけに、館内には3軒のレストランのほか、バーやラウンジも複数用意されている。けれど、中でも必ず立ち寄ってみたいのは、サミュエル・リー(Samuel Lee)が料理長を務める広東料理店“シャング・パレス(Shang Palace)”。
定番の肉の炒め物も、彼の手にかかると不思議なまでに豪華な味に。わざわざフランスで中華?なんて疑わず、とりあえず一度お試しあれ。
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【ロンドン】
かつては、イギリスの食事は不味い、という説が一般的だったけれど、それももうすっかり昔の話。世界各地から移民や旅行者が訪れるロンドンは特に、グルメ界のトップに立つ才能溢れる人材が続々と集まり、エレガントかつ斬新なメニューと味が溢れる場所として知られるようになりました。
もちろん、ホテルのレストランでもその動きははっきりと反映されています。
BERNERS TAVERNAT THE LONDON EDITION
ご存知イアン・シュレーガー氏が手がける「ロンドン・エディション」は、エレガントなムード照明の中、豪華な額に入ったアート作品やスタッコ装飾で、クラシカルな雰囲気を創り出した空間。
ここでダイニングメニューを仕切るのは、ミシュラン星付きシェフ、ジェイソン・アザートン(Jason Atherton)。味気ないと言われていた伝統的イギリス料理を、一品ずつ工夫を凝らしてアップグレード。世界の美食家も唸る、品と深みのある力作を、センスの光るアレンジメントで提供しています。
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MARCUSAT THE BERKELEY
相変わらずちょっと格式高いナイツブリッジ地区。そして「ザ・バークレー」には、ミシュラン2つ星も付いているけれど、大型改装を経て再オープンした“マーカス(Marcus)”と、料理長マーク・フロイデンルンド(Mark Froydenlund)の腕前は、ぜひ体験していただきたいもの。
常に進化し続けるフレキシブルなコースメニューは、何度訪れても新鮮なだけにファンも多数。食事前または食後は、“ブルー・バー(Blue Bar)”や“キャラメル・ルーム(Caramel Room)”といったスペースで、紅茶やカクテル、小皿料理を楽しんでもいいかも。
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ALBIONAT BOUNDARY
メインダイニングの“バウンダリー(Boundary)”で堪能する高級フランス料理も、意外な空間とメニューが人気の屋上バー&グリルも、もちろん魅力だけれど、ここに泊まったら必ず利用したいのは館内のカフェ“アルビオン(Albion)”。
気取りなくカジュアルな雰囲気の中で、豆料理やタフィープディングなど、本格的な英国風メニューが楽しめます。気候に恵まれた日は、ローストビーフサンドイッチやデザート、ボトルワイン(&グラス)を詰め込んだピクニックバスケットを買って、屋外で食事、なんていうのもアイデア。
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