どうせ寒いなら、ここまで寒くなりたい。(室温-5℃)

北欧スウェーデンは北極圏にまたがる国。冬場は豊かな自然も町並みも雪に包まれ真っ白に。あぁ、僕に彼女ができたなら、こんな場所でゆったりとした時間を過ごしたい。

一人で行くならあまりこだわらないけれど、ふたりで行くなら宿泊先は重要。スウェーデン北部のJukkasjärviにある「ICEHOTEL」は、そのすべてが雪と氷で作られた幻想的なホテル。うん。甘いひと時を過ごすのなら、ここで決まり。今回は、もしも彼女と行けたならを想像して旅してみた。

彼女:「うわ〜キレイ」
僕:「キミの方が……」

Photo byAsaf Kliger, ICEHOTEL

「ICEHOTEL」の特徴は、なんと言ってもすべてが氷で作られているというところ。ホテルの近くを流れるトルネ川の氷を使用した、天然由来のものであることも驚き。しかも、室内のデザインも豊富。

冬場はもちろん、夏場でも室温を-5℃に保っており、一年中“雪国スウェーデン”の魅力が楽しめるんだ。

この美しい部屋で彼女とふたりっきり。「寒いね、でもキレイ…」と、微笑む彼女をそっと抱きしめたい。

Photo byAsaf Kliger, ICEHOTEL
Photo byAsaf Kliger, ICEHOTEL
Photo byAsaf Kliger, ICEHOTEL
Photo byAsaf Kliger, ICEHOTEL
Photo byAsaf Kliger, ICEHOTEL

ホテル内は、まるでRPGのダンジョンのような、現実離れした世界観。

見ているだけでもわくわく。彼女と一緒にわくわく。

ホテル内の氷像は世界各地から集まった68人ものアーティストによって作られているらしい。ホテルそのものが“氷の美術館”みたいなんだ。

Photo byAsaf Kliger, ICEHOTEL
Photo byPaulina Holmgren, icehotel

いよいよ夜がやってきた。氷に包まれた寝室では、「-15℃まで対応できるあたたかなトナカイの寝袋にくるまって眠ることができる。

冷たい空気の中、幻想的で美しい寝室で彼女と身を寄せ合って熱い一夜を…。想像しただけでも、にやけてしまう。

Photo byTomas Jönsson, ICEHOTEL

「ICEHOTEL」の魅力は、内装の美しさ。だけど、スウェーデンの自然をしっかりと堪能できるアクティビティだって充実している。

冬場はスノーモービルやトナカイそりを楽しむことができて、暖かい時期は森の中を自転車で走り抜け、澄み渡った空気に触れることも。

スウェーデンは5月から6月にかけて日の沈まない「白夜」になるから、その時期は特に屋外でのアクティビティをたっぷり楽しめそうだ。いつ頃、彼女と行こうか迷ってしまうなぁ。

Photo byAsaf Kliger, ICEHOTEL
Photo byAsaf Kliger, ICEHOTEL

ここでは食事も楽しみの一つ。レストランでは、シェフが腕によりをかけて振るった自慢のメニューが。レストランは氷づくりではない、室内でゆっくり食事を楽しむことができる。

ここでは、ホッとしたあたたかな時間を楽しもう。

Photo byICEHOTEL
Photo byICEHOTEL

夜に訪れたいのが、この氷でできたバー。カウンターもグラスも、店内すべてが氷なんだ。お酒を楽しみながら、時間を忘れて彼女と語り合いたい。

Photo byAsaf Kliger, ICEHOTEL

ここからは、現実的な話を。「ICE HOTEL」の宿泊費は、部屋によって価格が異なるけれど、一泊185~800ユーロ(約2万5千円~約11万円)ほどで泊まることができる。どの季節にいっても楽しめること間違いなしの“氷の世界”。

さあ、今度はリアルな恋人や家族、友人と、スウェーデンの魅力を楽しみたいものだ。

Top Photo byAsaf Kliger, ICEHOTEL
Licensed material used with permission byICEHOTEL Sweden
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。