冬の寒さが与える「肌へのダメージ」が予想以上だった・・・
冬はウィンタースポーツ、雪景色など冬ならではの良さがあります。でも、寒さや乾燥した空気が苦手なかたも多いのではないでしょうか。こうした気候がお肌に与える影響も気になりますね。実は冬の肌には、乾燥だけでなく冷気も大敵なんです!
今回は冬のスキンケアについて、医師に詳しい話を聞いてきました。
冬の肌の状態は、どうなっている?
冬は一年で最も乾燥する季節。水仕事によってできやすい手のあかぎれや、手荒れにも悩まされます。そして顔の皮膚も同様、空気の乾燥で肌の水分量は減ってしまいます。近頃の研究では、冷気によって肌の温度が下がること自体、肌の健康に大きな影響を与えるのではないかともいわれています。
肌が冷えると、皮膚の細かい血管が収縮し、血の巡りが悪くなります。この血流の低下により肌の細胞に必要な栄養を運ぶ力が弱くなってしまいます。また、冬に身体が冷えると、全身の新陳代謝が悪くなり、それに伴って肌のターンオーバーも鈍く、遅くなってしまうことになります。
実際、冬はどんな肌トラブルが
起こりやすいの?
血流が滞り、お肌のターンオーバーが正常に行われなくなると、肌の古い角質がたまったり、余分な老廃物が正常に排泄されなくなりいろいろなトラブルの原因になります。
1. むくみ・くすみ
肌のターンオーバーが遅くなる影響として起こる代表的な状態が、顔のむくみ・くすみ。冬場はどんより、顔がむくんでいたり、目の下にクマができていることが多くはありませんか?これは顔の血行が悪くなり、水分が滞ってしまうことによるものです。
2. シミ
シミの原因になるメラニンも、いつまでも肌に残って沈着してしまいやすくなります。冬の寒さや乾燥がのちのちまで残るシミの原因になると思うと恐ろしいですね。
3. しわ
いったんできてしまうと、なかなか消しにくいのが顔のしわもできやすくなります。一気に老けた印象になる場合も多いので、気をつけたいものです。
4. ニキビ
肌の表面の余分な角質が正常に剥がれ落ちないことで、毛穴に汚れや皮脂が詰まり、ニキビの原因になることもありますよ。
冬の肌トラブルには保温・保湿を!
こういった冬の肌トラブルを避けるためには、何といっても大切なのがお肌の保湿と、保温です。保湿は意識して、化粧水を乾燥肌用に替えたり、少し夏よりも油分の多いリッチなクリームなどを使われるかたが多くても、保温は意識していないかたが多いのではないでしょうか。
お肌は乾燥だけでなく冷えも大敵。顔すべてを覆うわけにはいかないですが、マスクなどで少しでもお肌の温度を下げ過ぎないようにしたり、フードやスカーフなどで冷たい風から肌を守ってあげるとよいでしょう。
■医師からのアドバイス
肌の保温のため、身体の中から温めること大切です。飲み物は温かいものを選ぶなど、工夫してみてください。
監修:Doctors Me医師
コンテンツ提供元:Doctors Me