アルプスの絶景を「屋根も壁もないホテル」で満喫!
夏はトレッキング、冬はスキーなど、カップルや家族連れに人気のスイス東部グラウビュンデン州ブラウンヴァルト。
写真は、グラルナー・アルプスが目と鼻の先にある標高2,000mほどの山中。そこにでんと置かれたベッドルームは異様ですが、れっきとした宿泊施設なのです。
大自然の開放感を、
満喫できる部屋!
満喫できる部屋!
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/43917/2e40018c30417100d29ff913686797212f22c999.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/43915/e12c7479a45e2f8b83edd0c43acfe7c715f707b2.jpg)
スタンドランプの明かりだけを頼りに、ベッドに寝転んでは、星空を仰ぐーー。それが、「Null Stern Hotel」が打ち出した新しい宿泊サービス。
キャンプよりもむき出しの状態で自然を体感しながら、快適なホテル環境でくつろげる…かどうかはわかりませんが、未知の宿泊体験ができそうです。
麓には、執事が待機。
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/43919/67c717c2a28cdb22249e54002ed671632d5dbf37.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/43918/5da0737cc1de3f78a411c0febf2dd7aad6e3b3f9.jpg)
チェックインは、麓のロッジへ。白手袋をつけた執事が暖かい部屋で出迎えてくれます。が、部屋にはバスルームもなく、ロケーションも公衆トイレまで徒歩10分とかなりワイルド。その代わりに、眺望が抜群だという点はもはや説明不要でしょう。
朝には、サンドイッチとコーヒーをデリバリーしてくれます。一晩の宿泊代金は250フラン(約2万6千円)。年中無休で、天候が悪い場合はキャンセルできます。
宿泊をイノベーション!
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/43916/a9b316dc82c1b2a3fd91f52686d099b15f6b2665.jpg)
ところで、なんでまたこんな奇抜なアイデアを?
なんでも、設備を最小限に抑えたミニマルな環境をゲストに提供する理由は、“つかみどころのない感覚にできるだけ集中してもらいたかったから”だったそうです。
加えて、コンセプトの実現に携わったホスピタリティのプロフェッショナル、Daniel Charbonnier氏には、この地の観光を盛り上げようという気概がありました。
ブラウンヴァルトを、
盛り上げたい。
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/43970/3a81e6dc6e4935db90643d6e3e5b82d0dfb76e05.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/43971/675633daa98fd215958aa498a7ea548e723e1a13.jpg)
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/43972/81c4c7c201747475caf338a2d179c708a0b73055.jpg)
もともと人気観光地として知られている場所ですが、近年は落ち着きを見せており、観光客の誘致に力を入れているところ。
もちろん、その他にもたくさん宿泊施設があり、風景のほか牧場で動物と触れ合えたり、ツール・ド・スイスのルートにもなっている山道「クラウセンパス」を、自転車や郵便馬車「ポストバス」で走りながら景観を楽しむなんてアクティビティなども。
人がまばらでゆったりと観光できるため、家族連れやカップルには根強い人気があります。
そんな穏やかなスポットに突然現れた、とびきり奇抜なホテル。屋根も壁もないと聞けば勇気はいるけれど、その分特別な一夜になるというのは間違いなさそう。記憶に残る一泊になるのではないでしょうか。
比較的暖かい夏の晴れた夜空なら、360°パノラマの絶景を快適に満喫できるかも。詳しくはコチラから確認してみて。