貨物コンテナの「再就職先」は、海抜2,200mの山の上
ジョージア(旧グルジア)とロシアの国境をまたぐ、コーカサス山脈に位置するGudauri山は、隣国からスキーリゾート客が訪れる冬場の観光地らしい。この山の中腹に誕生したホテルが、なにかと耳目を集めている。
では、すぐにでも観光で…とはいかないだろうけど、アイデアと雰囲気だけでも紹介したくて。
海で役目を終えた「コンテナ」を
ホテルとして再活用する
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標高2,200mの地点に経つブティックホテル「Quadrum」。山の上のロケーションに、大きな屋根の突き出したシャレーをイメージしてしまうが、ここの特徴は長方体のブロックをピラミッドの外装石のように積み重ねたような、その風変わりな見た目。
聞けば、このブロックはすべて海で用済みになった貨物コンテナ、つまりはリユース先に“海抜2,200m”の山の上が選ばれた、というわけだ。
「海」から「山」へ
環境に配慮した
イケてる“リユース術”
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建設プロジェクトの背景にあったのは、「作業工数を極力減らして、自然環境への負担を減らす」こと。ゆえのコンテナだったわけだ。
世の流れでもある、ミニマリストなスタイルに則ってデザインしました。山肌の複雑な地形にも、自然と溶け込むように斜面に合わせ、周辺環境へのダメージもミニマルに抑えることができました。
建築デザインに携わったCopter.geのスポークスマンの言葉を「The SUN」が紹介する。
コンテナをこの場所に運んでくる、その工数はかなりなものだったに違いない。けれど、この場所にゼロから施設を建てていくことと比較したとき、予算面からも、周辺環境への配慮という点でも、軍配はコンテナに上がったようだ。
室内デザインも
調度品もいい感じ
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スタンダードな部屋から、ファミリー仕様のもの、さらにはペントハウスのデラックススイートまで、コンテナと言えど内装も、おもてなしも、そこはホテルレベル。
一度は、こんな景色を眺めながら、ゆったりコンテナ泊を楽しんでみたいなあ。