場所を選ばない「空飛ぶコンテナ」

低コストで運搬や建設も簡単。その利便性から今や世界各地で建築物に利用されているコンテナ。でも、一度組み立てられたものが解体され、あらためてかたちを変える、場所を変えるなどして利用される話はあまり聞きません。

でも、それを目的として造られたコンテナがあります。フランスのホテルチェーンのアコーホテルズとデザイナーOra-ïto氏が組んで誕生した「Flying Nest(空飛ぶ巣)」。移動性に優れ、利便性や快適性も兼ね備えたものとなっています。

コンテナ内にベッドを設置すればベッドルームにもなるし、窓も付いているのでどんなロケーションでも外の景色を楽しめます。従来のコンテナが醸す無骨感や閉塞的な感じはなく、心地よく過ごせそう。

この冬は、12月下旬から3月中旬までの間、フランスのスキーリゾートAvoriaz ski resortにポップアップ的に設置されました。今後の利用先はイベントや音楽フェス、ビジネスミーティングの場などを想定。次はどこの場所へ“飛んで”いくのかが気になるところです。

Top image: © 2019 Ora-Ito
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。