海外行ったら絶対オススメ!安藤美冬が選ぶ「世界のホテルBEST 5」
学生時代からこれまで53カ国をまわり、独立した現在も仕事をしながら国内外を飛び回っている筆者。忘却の彼方にあったこれまでの旅の記憶をひっぱり出して、様々なテーマで「世界の●●ランキング BEST 5」をお送りします! 今回は、「世界のホテル BEST 5」です。
第五位 ホテル・デュ・プチ・ムーラン (フランス・パリ)
東京の代官山のような雰囲気を漂わせる、パリのマレ地区。石畳を歩きながら、軒先の小さなカフェやセレクトショップをのぞいているだけで気分はパリジャン。オランダ留学時代から何度も足を運んでいるパリの中でも、一番のお気に入りエリアです。 こちらのホテルは、客室わずか17室というレトロなプチホテル(4ツ星)。クリスチャン・ラクロワがインテリアを手がけているだけあって、華美で洗練された内装はさすが。1階にあるベーカリーは朝食に◎です。
第四位 ヘリタンス・カンダラマ (スリランカ・キャンディ)
安藤史上、アジアナンバーワンホテル! 有名建築家ジェフリー・バワによるホテルゆえ、雑誌にもよく登場する「ヘリタンス・カンダラマ」。紅茶の名産地であるキャンディ地区の中心からさらに車を走らせた、まるでジャングルのような場所に位置しています。全長約1kmという巨大な建築物が、周囲の樹々や岩と溶け合う姿は見事です。世界遺産シーギリヤロックが拝めるプール側からの景色が特に素晴らしく、ホテルにあるカフェでは何時間でも過ごせます。
第三位 ロイドホテル (オランダ・アムステルダム)
2012年3月、テレビの収録を終えて、バックパックを担いだその足で飛行機に乗って向かったヨーロッパ。周遊した中でもアムステルダムでこだわったのは「デザインホテル」でした。 建築家集団MVRDVがインテリアデザインを手がけたロイドホテルは、戦時中はユダヤ人収容所としても使われたことのある建造物。特筆すべきポイントは、客室が「1ツ星」から「5ツ星」まであること(私は「4ツ星」を)。何度でも泊まりたくなる仕掛けがつまったホテルです。
第二位 ワイスホテル (アメリカ・ブルックリン)
「いま、ブルックリンが熱い!」とメディアが湧いた2013年。その熱狂の中心人物が、ウィリアムズバーグ地区で人気レストランやショップを経営するアンドリュー・ターロウ。古い工場を改装した「ワイスホテル」は、彼が初めて手がけるホテルとして日本でも話題でした。 「ワイスホテルなう!」とつぶやきたい私はすかさず予約を入れ、2013年12月に3泊。ルーフトップバーからの眺めはもちろん、備え付けのペンやノート、ルームキーなどデザインがいちいち素敵。ホテルのフロントのみで購入できるワイスホテルオリジナルのトートバッグ(20ドル)は、NY土産としてとても喜ばれること間違いなしです。
第一位 エンチャントメント (アメリカ・セドナ)
ネイティブ・アメリカンの聖地であり、パワースポットとして知られるセドナは、「(訪れる人は)人生が変わる」とまで噂される特別な場所です。独立してまだ間もない2011年4月、とある仕事で女性4人組で訪れた際、印象深い「事件」が何度も起きました。体調不良、仲違い、夜毎の悪夢……極めつけは、4月にも関わらず見舞われた大雪で、セドナがたった1日で雪景色に! 世界有数の高級スパも併設しているホテル「エンチャントメント」は、悪天候の中、やっとの思いでたどり着いたというシチュエーションと、セドナの山奥にある神秘性も相まって、一生涯忘れられない滞在となりました。帰国後、仕事を含めて人生が色々と動き出したのは、もしかすると「人生が変わるセドナの力」だったのかもしれません・・・。