【お悩み別ミレニアル漢方図鑑①】寒いってだけでやる気なくなるんだよね(冷え)

「若い」といえど、私たちはみんな多かれ少なかれ、「不調」を抱えながら生きているはず。それが、病名がつかないくらいのなんとなくであればあるほど、ほったらかしになったり、相談しても誰もベストな解決法をくれなかったり。

ミレニアルズのそのお悩み、もしかしたら「漢方」が救えるかもしれません。体の不調だけでなく、うっすら気づいているのに知らんふりしている「心」の不調だって、もしかしたら……。

第一回目のお悩みは、「冷え」。

アドバイザーは、世代を越え、漢方を広めている神奈川県鎌倉市大船の「杉本薬局」三代目、杉本格朗さん

でも、誰かに効いた漢方が、万人に効くとは言えません。大前提として、人によって「どんな漢方が合うか」は違うから、まずは漢方薬局などで相談するのがベター。その前提の上で、「こんな解決策の一例もあるよ」といったような形で紹介したいと思います。

「寒くて調子が悪いんです…」
おすすめの漢方は?

この時期、特に女子が冷えに苦しんでいます。保温・発熱性のインナーを着用したり、カーディガンやブランケットを用意して、オフィスでいつもぐるぐる巻きになっていたり……。ひどい人は、夜眠れなかったり、体調を崩したりも。

表面的な対策も大事ですが、口にするもので体の中から温めることも必要な気が。でも、生姜湯くらいしか思いつきません(涙)。体を温めてくれるなどの効能が期待できるおすすめの漢方はありますでしょうか?

「冷え」の原因と解決法は
めちゃくちゃたくさんある

【杉本さんのおすすめは……】

一言で「冷え」と言っても、冷え症に使う漢方薬はとてもたくさんあり、使い分けが必要です。よく血流を良くすればいいと言われますが、身体を温めるエネルギーが不足していることが考えられます。

また、「おなか」が冷えているのか、「腰回り」の冷えなのか、「体表面」なのか、「芯の方」なのか、部位によっても選ぶ漢方薬が変わります。さらには、冷えるのに、のぼせたりほてったりもするという方もいるでしょう。ややこしいですね。

冷えのぼせのようなケースでは、矛盾しているように聞こえますが、「体を温めながらも、余計な熱は冷ましてあげる」必要があります。漢方薬はそういったケースに合わせて、様々な工夫をして配合されているので、「冷え」と一言で片付けないで、自分の冷えの状態に合う漢方薬はどれなのか、一度相談してみるといいと思います。

もちろん、水分の摂りすぎ(毎日1.5〜2リットル以上飲む方)に注意したり、体を冷やすものを控えておくことも大事です。

僕は、冬の寒い時期になると、「十全大補湯」に「鹿茸(鹿の角)」を混ぜて飲んでいます。十全大補湯は、漢字からイメージできるように、必要なもの全てを補い、体を万全に保つような漢方薬です。そこに、精をつけ、腎(下半身や腰回り)を温める鹿茸を追加しているのですが、僕の体はどれだけ弱っているんだと思われそうな組み合わせです。おかげでここ数年はインナーを履かずに過ごせていますので、よしとしましょう。

次回は、
「ヤバイ、飲みすぎた〜」
におすすめの漢方を紹介します😪✋

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