「明日が不安で眠れない」そんな悩みにおすすめの、漢方の飲み方がある——鎌倉の薬局三代目・杉本格朗

「若い」といえど、私たちはみんな多かれ少なかれ、「不調」を抱えながら生きているはず。それが、病名がつかないくらいのなんとなくであればあるほど、ほったらかしになったり、相談しても誰もベストな解決法をくれなかったり。

ミレニアルズのそのお悩み、もしかしたら「漢方」が救えるかもしれません。体の不調だけでなく、うっすら気づいているのに知らんふりしている「心」の不調だって、もしかしたら……。

第三回目のお悩みは、「不眠」。

アドバイザーは、世代を越え、漢方を広めている神奈川県鎌倉市大船の「杉本薬局」三代目、杉本格朗さん

でも、誰かに効いた漢方が、万人に効くとは言えません。大前提として、人によって「どんな漢方が合うか」は違うから、まずは漢方薬局などで相談するのがベター。その前提の上で、「こんな解決策の一例もあるよ」といったような形で紹介したいと思います。

「明日が不安で眠れない」
おすすめ漢方は?

不眠は中高年に多い印象でしたが、時間さえ許せばいくらでも眠れるタイプがいる一方、20〜30代でも「眠れない」「夜中に起きてしまう」という人が結構います。最近では、社会問題とも言われる不眠、少しでもいい眠りにつけるようおすすめの漢方はありますか?

日中から服用して
徐々に心身を整えていきます

【杉本さんのおすすめ】

不安な気持ちを抱えたり、あれこれ悩んだり考えすぎてしまい眠れないという方、いらっしゃいますね。また、眠ることはできるけど、途中で何度か起きてしまうとか、朝すっきり起きられないという方、仕事や家事、育児などで睡眠時間がしっかり取れない方もいらっしゃいます。

朝の目覚めが良いだけで、気分が全然違いますよね。意外かもしれませんが、睡眠のための漢方薬もいろいろあって、よくあるご相談の一つです。化学的な睡眠剤と違って、漢方薬は飲んですぐに眠くなるようなお薬ではないので、日中から服用して心身を整えます。また、子どもも大人も安心して飲み続けられるのもいいですよね。

薬局でのご相談には、ストレスがたまっていたり、イライラしやすい方、婦人科や更年期のお悩みもある方、心身ともに疲れている方、夜泣きやおねしょが落ち着かないお子さまなど、様々なケースがあります。 

表題のように不安や悩みごとで眠れないような場合、「帰脾湯」、「天王補心丸」、「酸棗仁湯」、「甘麦大棗湯」、「抑肝散」などが思い浮かびます。不安が起こった原因や、いつからその状態か、ということから、食欲や冷え、ほてりなどの状態も考えながら処方を選んでいきます。

すでに睡眠剤を飲まれていて、なかなか止められずに困っている方は、漢方薬と併用することから初めて、時間はかかりますが、徐々に減らしていくといいです。最終的には睡眠剤も漢方薬も飲まずに自然に眠れる状態が理想ですね。

最近では、牡蠣のエキスやCBDオイルなどの健康食品を漢方薬と併用するケースもあり、自分なりに研究もしていますが、健康食品にも人によって合う、合わないがあります。時代が進むにつれて、いろいろな新しいものも出てくるので、漢方薬に限らず何事も自分に合うものを選んでいくことが大事だと思っています。

次回は、
「彼氏や上司とケンカした」
におすすめの漢方を紹介します😡💢✋

Top image: © Cosmic_Design/Shutterstock.com

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