かわいいなんて「漢方らしくない」けれど、台湾発のDAYLILYは、きっと日本の女子たちの未来を変える

大人になるにつれて、「なんとなく調子があがらない日」の出現回数が増えてきている気がするのは、気のせいでしょうか。どこかがピンポイントで悪いわけではないけれど、なぜか100パーセントじゃない。でも原因もとくに思い浮かばない......そんな感じのやつです。

 

だから、はじめてDAYLILY(デイリリー)のコンセプトを見た時、「これは!」とちょっとうれしくなりました。

 

DAYLILYは、日本出身の小林百絵さんと台湾出身の王怡婷さんが立ち上げた台湾発のライフスタイルブランド。「アジアの女の子たちに、ヘルシーに気持ちよく、楽しく過ごしてほしい」という想いのもと、漢方を日常に取り入れることを提案しています。

 

漢方を日常に取り入れると、どんな風にいいかって?さっそくそれを紹介したいと思います。

台湾の漢方薬局は、近所の人が
「雑談」をしにいく場所

©2019 DAYLILY

CEOの小林さん曰く、そもそも台湾と日本では「漢方」という言葉の捉え方が違うといいます。

 

「台湾で『漢方』というと、単純に漢方薬という意味合いだけではなくて、ライフスタイルや習慣の部分も含まれているんです。それが日本だと、どんどん『漢方薬』っていう風に薬の中だけのイメージが強くなってしまっていて......。

私はずっと日本に住んできていて、漢方というと病院や漢方薬局に行って処方してもらうものという固定観念があったんです。でも、共同経営者の王から最初に台湾の漢方の話を聞いた時、『(台湾ではそのイメージとは)全然違うんだよ』と教えてもらいました。

台湾だと漢方は本当に生活の中の一部という感じで、わざわざ『何か処方してもらいに行くぞ!』という感じではないんです」

©2019 DAYLILY

台湾の漢方薬局では、漢方薬だけでなく様々な乾物や生薬も販売されている。

「台湾では、漢方薬局はもちろん、スーパーやコンビニなどのいつでも行ける場所に漢方の素材が売ってあります。夜市の屋台などでも漢方のスープやデザートがたくさん販売されていて、台湾の人たちには、そういったものを日常的に摂りながら身体の調子を整えていく習慣が浸透しているなあと感じます」

 

COOの王さんのご実家は、台湾の漢方薬局。そのご実家の様子も、日本の薬局とは随分雰囲気が違うと、小林さんは言います。

 

「彼女(王さん)の両親の漢方薬局も、薬局というよりかはスーパーの延長のような感じなんです。体調が悪いとか、薬を処方してほしいという場合じゃなくても、地域の人たちが訪れて雑談をしています。

それは例えば、生活の中での悩みだったり、家庭内の出来事だったりとさまざまです。そういう話をしていく中で、おすすめの漢方の食材やアレンジのアドバイス、場合によっては漢方薬を出すなどの対応をしてもらえます。漢方は本当に、日常の延長にあるものなんです」

 

台湾における漢方薬局は、まさに地域の「よりどころ」。近所にそんな場所があったなら、用事がなくてもついつい立ち寄ってしまいそうです。

日本でも
漢方を女の子たちに寄り添う
「お守り」のような存在に

©2019 DAYLILY

小林さんと王さんの出会いは大学院のゼミ。そこで、小林さんが王さんに聞いた漢方の話に感銘を受けたことがDAYLILY立ち上げのきっかけでした。現在に至るまでにもちろん苦労もあったそうで、それでもここまで突き進んでこれたのは、二人には共通の「想い」があるから。

 

「二人とも一番に思っているのは、『アジアの女の子たちに、ヘルシーに気持ちよく、楽しく過ごしてほしい』ということです。そのためのひとつとしてDAYLILYというブランドがあり、かつ漢方があり......という風になれたらうれしいです」

 

と、小林さん。

 

「私も昔そうだったんですけど、例えば生理痛や頭痛の時は、当たり前のように鎮痛剤を飲んでいました。身体に異変を感じたら『薬を飲んで解決すればいいや』という感覚がすごく当たり前になっていて。それはそんなにいいことではなくて、表面的な解決でしかないということをどこかで分かっていながらも、手っ取り早いのでとりあえずという感じでしたね。

でも、王の話によると、台湾では、悪くなってから薬で治すのではなく、日常的に身体を整えていくのが自然とされていたんです。みんながすごくよく自分の身体のことを把握していたり、生活の中ですべきことを“漢方の考え方”からよく知っていて実践していたり......。台湾では本当に、文化として漢方が根付いていて、身近に、手が届くところにそういったものがあるというのが、すごくいいなと感じたんです」

©2019 DAYLILY

台湾の人々には「漢方の教え」が自然と根付いている。だからこそ、自然な形で生活習慣になっている。

この時の「いいな」という直感のようなものが想いになり、DAYLILYの原動力になっています。

 

「始めた時は何もありませんでした。お金もない、知識もない、何もないない中で、自分たちはこうやりたいっていう想いだけで色んな方にお世話になりました。成功する確かな何かがあるわけじゃない中で、色んな方を巻き込みながらチームを作っていくのは本当に大変でした」

 

DAYLILYの立ち上げを本格的に決意してから約1年の準備期間を経て、2018年3月に台北旗艦店がオープン。2019年9月には東京・日本橋に日本初進出、11月には大阪・梅田に関西1号店がオープンしています。

 

お二人の想いが少しずつ、日本にも広がりつつあります。

台湾から初上陸、漢方を扱うライフスタイルブランド「DAYLILY」。「COREDO室町テラス」内の「誠品生活日本橋」にオープン。
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